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世良田 せらだ

百科事典マイペディアの解説

世良田【せらだ】

上野国新田(にった)郡の南部,利根川北岸にある中世以来の集落。現群馬県新田郡尾島町(現・太田市)西部にあたる。1157年以前に新田義重により開発されて成立した新田荘内の空閑(こかん)郷19郷の一で,世良田郷と称された。

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世界大百科事典 第2版の解説

せらだ【世良田】

現在は群馬県尾島町に属し,その西部に位置する中世以来の大集落である。利根川の北岸の自然堤防上に立地し,集落の北側に水田が開かれ,南西で利根川に注ぐ早川がぐるりと回っている。中世は,新田荘世良田郷で,12世紀中葉に新田義重によって空閑地(荒蕪地)として開発され,その後,義重の子義季系(世良田氏)の所領となった。義季は1221年(承久3)に栄西の弟子の栄朝を招いて臨済禅の長楽寺を開き,以後,この寺は中世を通じて禅宗と密教を兼修する関東の有力寺院となった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

世良田
せらだ

群馬県太田市西部の地区。国道17号が通じ、東武鉄道伊勢崎(いせさき)線世良田駅がある。重要な文化財が多い。承久(じょうきゅう)年間(1219~1222)に新田義季(よしすえ)が創建した長楽(ちょうらく)寺には、国指定重要文化財に「紙本墨書長楽寺文書」(117通)など、将軍徳川家光(いえみつ)が建てた隣接の東照宮には、太刀(たち)(銘、了戒(りょうかい))や鉄灯籠(とうろう)などがあり、そのほか県指定のものもたくさんあって、世良田徳川氏発祥の地といわれる。[村木定雄]

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