二十四史(読み)ニジュウシシ(その他表記)Er-shi-si-shi; Êrh-shih-ssǔ-shih

精選版 日本国語大辞典 「二十四史」の意味・読み・例文・類語

にじゅうし‐しニジフ‥【二十四史】

  1. 清の乾隆年間(一七三六‐九五)に選定した中国歴代の正史を総括した称。史記漢書・後漢書・三国志晉書宋書南斉書梁書陳書魏書北斉書周書隋書・南史・北史・唐書・五代史・宋史遼史・金史・元史の二十一史に明史・旧唐書と旧五代史を加えて二十四史としたもの。→正史

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「二十四史」の意味・わかりやすい解説

二十四史
にじゅうしし
Er-shi-si-shi; Êrh-shih-ssǔ-shih

中国の正史の総称。乾隆末年,政府が各時代の代表的な紀伝体の歴史書 24を選定して,これを正史としたので「二十四史」の名がある。中国史研究の基本的なもので,『史記』 (130巻) ,『 (前) 漢書』 (120巻) ,『後漢書』 (120巻) ,『三国志』 (65巻) ,『晋書』 (130巻) ,『宋書』 (100巻) ,『南斉書』 (59巻) ,『梁書』 (56巻) ,『陳書』 (36巻) ,『魏書』 (114巻) ,『北斉書』 (50巻) ,『周書』 (50巻) ,『隋書』 (85巻) ,『南史』 (80巻) ,『北史』 (100巻) ,『旧唐書』 (200巻) ,『 (新) 唐書』 (225巻) ,『旧五代史』 (150巻) ,『新五代史』 (74巻) ,『宋史』 (496巻) ,『遼史』 (116巻) ,『金史』 (135巻) ,『元史』 (210巻) ,『明史』 (332巻) 。なおこれらに『新元史』 (257巻) を加えて「二十五史」ともいう。

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改訂新版 世界大百科事典 「二十四史」の意味・わかりやすい解説

二十四史 (にじゅうしし)
èr shí sì shǐ

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百科事典マイペディア 「二十四史」の意味・わかりやすい解説

二十四史【にじゅうしし】

正史

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世界大百科事典(旧版)内の二十四史の言及

【正史】より

…中国,各王朝の歴史叙述として公認された紀伝体の歴史書。現在24もしくは25あり二十四史,二十五史とも呼ばれる。正史の呼称は《隋書》経籍志に始まり,《史記》以前の編年体の史書を古史というのに対して使われた。…

※「二十四史」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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