五文字(読み)イツモジ

デジタル大辞泉の解説

いつ‐もじ【五文字】

五つの文字。ごもじ。
和歌俳句の最初の5音。初句

ご‐もじ【五文字】

五つの文字。特に連歌や俳諧で、発句または平句(ひらく)中の5音。いつもじ。
雑俳の一。前句付けが縮小されたもので、付句を5文字にしたもの。のちには7字・14字のものが多くなった。五文字付け字。

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大辞林 第三版の解説

ごもじ【五文字】

五つの文字。いつもじ。
和歌・俳諧・連歌などで、五音から成っている句。
「五文字付け」の略。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

いつ‐もじ【五文字】

〘名〙
五つの文字。
※古今(905‐914)物名・四三九・詞書「をみなへしといふいつもじを」
② 和歌の最初の五音。短歌の初句。
※今鏡(1170)二「五文字には花まんのとのみ置かるるといふと聞かせ給て」
連歌俳諧発句または平句中の長句の、最初の五音。
※狂言記・箕被(1700)「前句に連歌をやめよといふやり句をいふ。あげ句に出ていね共いはぬにいとまをくれいといふ。出す五文字(イツモジ)から合点がいかぬ」

ご‐もじ【五文字】

〘名〙
① 五つの文字。特に連歌や俳諧で、発句または平句(ひらく)中の五音をいう。いつもじ。
※俳諧・誹諧名目抄(1759)「いつもじといふべし、ごもじといふ人あり、是はわろし」
※談義本・八景聞取法問(1754)一「我々は万才ではなし、大黒舞では有まじ、又五文字(ごモジ)はせず」
③ 娘、少女をいう。
※毛利家文書‐弘治三年(1557)一一月二五日・毛利元就自筆書状「五竜之事、是又五もし所之儀、我々ふひんに存候条」 〔譬喩尽(1786)〕

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