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仏身論 ぶっしんろん

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶっしんろん【仏身論】

仏陀という存在の本質は何か,それはまた現象としてどのように展開してくるかを論ずる,仏陀に関する存在論。仏教の開祖釈迦の死後,歴史的人物としての釈迦=仏陀は決して無に帰したのではなく,宇宙の真理,あるいは精神の原理としての法(ダルマdharma)に帰入したのだという信仰から,仏陀の本質は〈法身〉であるという考えが,すでに部派仏教の時期にいくつかの部派の中でおこった。大乗仏教になって仏身に関する思索が深まり,中観派の竜樹,さらには瑜伽行派の弥勒(マイトレーヤ),無著世親らの論師たちによって最終的に3種の仏身をたてる〈三身説〉が成立した。

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