百科事典マイペディア 「住宅金融債権管理機構」の意味・わかりやすい解説
住宅金融債権管理機構【じゅうたくきんゆうさいけんかんりきこう】
→関連項目中坊公平|橋本龍太郎内閣
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バブル経済崩壊後、不良債権問題の象徴であった住宅金融専門会社(住専)を処理するためにつくられた公的な債権回収会社(サービサー)。1996年(平成8)に施行された「特定住宅金融専門会社の債権債務の処理の促進等に関する特別措置法」(住専処理法)に基づいて発足した。略称HLAC。株式会社形態をとり、住管機構ともよばれた。1996年に住専7社から約6兆7000億円の債権を引き継ぎ、回収業務にあたっていたが、1999年に破綻(はたん)金融機関の債権回収を行っていた整理回収銀行を吸収し、金融機関のかわりに広く債権回収を担当する整理回収機構(RCC)へ衣替えした。
[矢野 武]
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…この間,銀行はバブル期に不動産担保貸付けに暴走したため,バブルの崩壊により,地価下落→不良債権の増加→貸し渋り→金融不安という状況に陥った。不良債権の増加により,90年代半ばには住宅金融専門会社7社が破綻し,住宅金融債権管理機構が設立され,96年10月住専7社から6兆0944億円の財産を承継し業務を開始し,12月より債権の回収にはいった。 94年12月,東京協和・安全の2信用組合破綻以降,破綻が本格化した。…
※「住宅金融債権管理機構」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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