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倍数比例の法則 ばいすうひれいのほうそくlaw of multiple proportions

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

倍数比例の法則
ばいすうひれいのほうそく
law of multiple proportions

2種類の元素が化合して2種以上の化合物をつくる場合,これらの化合物の間では一方の元素の同一質量 (または重量) と結合する他の元素の質量 (または重量) は,常に簡単な整数比を示すという法則。 1802年 J.ドールトンによって発見された。たとえば2種類の元素,水素と酸素は化合して水と過酸化水素をつくるが,水素 1gに対して結合する酸素の量は水では 8g,過酸化水素では 16g,すなわち,同一質量の水素と結合する酸素の質量は8:16=1:2の簡単な整数比を示す。ドールトンの原子仮説からの当然の結果である。

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デジタル大辞泉の解説

ばいすうひれい‐の‐ほうそく〔‐ハフソク〕【倍数比例の法則】

2種の元素からなる化合物がいくつかあるとき、一方の元素の一定量と化合する他方の元素の量は、簡単な整数比をなすという法則。1803年にドルトン原子論とともに提唱。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

倍数比例の法則【ばいすうひれいのほうそく】

二つの元素が化合して2種以上の化合物ができるとき,一方の元素の一定量と化合する他の元素の質量の比は簡単な整数比になるという法則。1803年ドルトンが提唱。たとえば水素と酸素の化合物の場合,水素1gに対して酸素は,水では8g,過酸化水素では16g化合しており,その比は1:2となる。
→関連項目ドルトンドルトンの法則

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法則の辞典の解説

倍数比例の法則【law of multiple proportions】

二つの元素が化合して,二種以上の化合物をつくるとき,一方の元素の同一質量と反応する他の元素の質量は,常に簡単な整数比となる.ドルトン(J. Dalton)が1802年に発見したものである.

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世界大百科事典 第2版の解説

ばいすうひれいのほうそく【倍数比例の法則 law of multiple proportion】

同じ2種の元素から異なる化合物ができるとき,一方の元素の一定量と化合する他方の元素の量は,それらの化合物の間で簡単な整数比になるという法則。1803年J.ドルトンが見いだした。この法則が成り立つことは5種の窒素酸化物により示すことができる。酸化二窒素N2O,一酸化窒素NO,三酸化二窒素N2O3,二酸化窒素NO2,および五酸化二窒素N2O5において,窒素14gと化合する酸素の量はそれぞれ8g,16g,24g,32g,40gで,これらの酸素の重量の比は1:2:3:4:5という簡単な整数比になっている。

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大辞林 第三版の解説

ばいすうひれいのほうそく【倍数比例の法則】

二種の元素から二種以上の化合物ができるとき、一方の元素の一定質量と化合する他方の元素の質量比は簡単な整数比になる、という法則。1803年にイギリスのドルトンが、原子説の根拠として発表した。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

倍数比例の法則
ばいすうひれいのほうそく
law of multiple proportion

「2種の元素の化合によって、2種以上の化合物が生成する場合、一方の元素の一定量に対する他方の元素の化合する量は、簡単な整数比となる」という法則。1803年、イギリスのJ・ドルトンが原子説とともに提案したものである。ドルトンの法則とよばれることもあるが、「ドルトンの分圧の法則」との混乱を避けるためには用いないほうがよい。
 たとえば、一酸化炭素と二酸化炭素、水と過酸化水素を比べてみると、酸素8グラムに化合する炭素は、一酸化炭素は6グラム、二酸化炭素は3グラム、同じく水素の量を比べると、水では1グラム、過酸化水素は0.5グラムであり、どちらも二対一という簡単な整数比となっている。[山崎 昶]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の倍数比例の法則の言及

【原子】より

…しかし,この時代の議論は哲学的な推理の域を出ず,その存在が確かめられたのは近代になってからである(原子論)。1800年ころにJ.ドルトンは倍数比例の法則を発見した。それによると,2種類の元素が何種類かの化合物をつくるときに,一方の元素の一定量と化合する他方の元素の質量の比は簡単な整数比になる。…

※「倍数比例の法則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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