デジタル大辞泉 「倫」の意味・読み・例文・類語 りん【倫】[漢字項目] [常用漢字] [音]リン(呉)(漢)1 人の守るべき筋道。「倫理/五倫・人倫・破倫・不倫」2 同列に並ぶ仲間。「絶倫・比倫」[名のり]おさむ・しな・つぐ・つね・とし・とも・のり・ひと・ひとし・みち・もと[難読]倫敦ロンドン 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「倫」の意味・読み・例文・類語 りん【倫】 〘 名詞 〙① ともがら。たぐい。同類。仲間。[初出の実例]「体骨超二於倫一」(出典:古事談(1212‐15頃)二)[その他の文献]〔礼記‐曲礼下〕② 人の守り修めるべき道。倫理。また、秩序。[初出の実例]「必当下有二君臣父子夫婦之倫一、而循中仁義礼智之道上」(出典:童子問(1707)上)[その他の文献]〔詩経‐小雅・正月〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「倫」の読み・字形・画数・意味 倫常用漢字 10画 [字音] リン[字訓] なかま・ともがら・たぐい・みち[説文解字] [字形] 形声声符は侖(りん)。侖は相次第して、全体が一の秩序をなす状態のもの。〔説文〕八上に「輩なり」また「一に曰く、なり」という。輩十四上は「軍の車を發するときの(ごと)し。百兩を輩と爲す」とみえる。倫は人倫。等倫を超えるものを絶倫という。[訓義]1. なかま、ともがら、たぐい。2. しな、ならび。3. みち、すじ、きめ。[古辞書の訓]〔新字鏡〕倫 太久良不(たくらぶ)〔名義抄〕倫 タグヒ・モトム・トモガラ・トモ・ナラブ・タクラブ・ヒトシ・ノリ・シタフ[語系]倫・侖・輪liunは同声。相次序し、相対する関係のものをいう。(類)liutもその系統の語。〔礼記、曲礼下〕「人をするに、必ず其の倫に於てす」とは、その等類を失わないことをいう。[熟語]倫彝▶・倫貫▶・倫鑒▶・倫紀▶・倫誼▶・倫擬▶・倫経▶・倫好▶・倫次▶・倫緒▶・倫序▶・倫叙▶・倫常▶・倫儕▶・倫徒▶・倫党▶・倫等▶・倫輩▶・倫比▶・倫匹▶・倫理▶・倫類▶・倫列▶[下接語]異倫・彝倫・軼倫・罕倫・冠倫・五倫・殊倫・人倫・絶倫・大倫・奪倫・儔倫・超倫・天倫・等倫・同倫・比倫・不倫・明倫・乱倫 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報