

(ふ)。
は若木の根を包んで扶植する形で、ものを扶持する意がある。〔説文〕八上に「相(たす)くるなり」とあり、輔相することをいう。金文の〔叔夷
(しゆくいはく)〕に「女(なんぢ)我を
(かんじゅつ)に
(たす)けたり」とあり、
を傅の意に用いる。
phiuaは〔説文〕に「輔(たす)くるなり」、〔爾雅、釈詁〕に「弼・
・輔・比は
(たす)くるなり」とあり、これらもみな同義の語である。
▶・傅納▶・傅婢▶・傅父▶・傅粉▶・傅別▶・傅姆▶・傅面▶・傅麗▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…平安時代中期以降,天皇の乳母は典侍となる例が多い。【玉井 力】 平安中期以降貴族中心に乳母が養育に重点をおいて盛行するにともない,その夫である乳母夫(めのとぶ)も役割の同一性から乳母とよばれ,さらに貴人の子の養育にあたる男性一般をも,傅の字を用いながら,〈めのと〉とよぶようになった。乳母,傅は,武士が社会的に成長する平安後期以降は武家の間にもひろまった。…
※「傅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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