デジタル大辞泉
「輔相」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ほ‐しょう‥シャウ【輔相】
- 〘 名詞 〙
- ① 助け補うこと。補佐すること。助長すること。
- [初出の実例]「況人之与物、異類殊形、何相干渉、謂財成輔相天地之道 使万物各遂其性則可矣」(出典:童子問(1707)上)
- [その他の文献]〔易経‐泰卦〕
- ② 諸大臣の上位にあって、天子を助けて政治を行なうこと。また、その人。宰相。
- [初出の実例]「波羅奈国の輔相(ほしゃう)の大臣の子也」(出典:今昔物語集(1120頃か)二)
- [その他の文献]〔南史‐王曇首伝〕
- ③ 明治元年(一八六八)に置かれた行政官の長官。議定がこれを兼任し、天皇を補佐して、国内の行政事務の監督に当たった。同二年廃止。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「輔相」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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輔相
ほそう
慶応4 (1868) 年閏4月 21日付の政体書により設けられた「七官」中,行政官の首座にあたる官職。定員は2名で,天皇に議事を奏し,国内事務を監督し,宮中の庶務を総判することを任務とした。上記政体書は,原理的には三権分立を採用して官制を定めたが,行政部の中枢であるべき行政官の輔相を,立法部にあたる議政官の上局を司る議定の兼務としたところにすでに矛盾があった。明治2 (69) 年7月8日の官制改革に伴いこの名称は廃止された。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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