兼松(読み)かねまつ

百科事典マイペディア 「兼松」の意味・わかりやすい解説

兼松[株]【かねまつ】

1889年兼松房次郎が兼松房次郎商店を創業,1890年にはシドニー支店を開設して羊毛輸入を始め,対オーストラリア貿易の先駆となった。1913年兼松商店,1943年兼松と改称,1967年江商(ごうしょう)と合併して兼松江商となり,1990年現社名。大手総合商社一角を占めてきたが業績低迷が続き,1999年より電子・半導体食料・食品を中心とした専門商社化への転換を図る。本社東京。2011年資本金277億円,2011年3月期売上高9368億円。売上構成(%)は,電子・IT27,食品・食糧29,鉄鋼11,機械・プラント7,環境・素材24,その他2。
→関連項目総合商社

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「兼松」の意味・わかりやすい解説

兼松
かねまつ

総合商社。 1889年日濠貿易兼松房次郎商店として創業。 1913年合資会社に改組して兼松商店と改称,1918年株式会社に改組,1943年 (旧) 兼松と改称。 1967年総合商社の江商と合併して兼松江商に変更。 1990年に現社名に改称。燃料関連の比重が高く,電子分野などで分社化を進める。売上構成比は,繊維 17%,鉄鋼・住宅建材 13%,食糧品 15%,機械・電子 18%,燃料 30%,化学品・紙パルプ7%。年間売上高2兆 1983億 5900万円 (連結。貿易比率 64%) ,資本金 410億 1600万円,従業員数 1938名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「兼松」の解説

兼松

正式社名「兼松株式会社」。英文社名「KANEMATSU CORPORATION」。卸売業。大正7年(1918)「株式会社兼松商店」設立。平成2年(1990)現在の社名に変更。本社は東京都港区芝浦。専門商社。前社名は「兼松江商株式会社」。IT・食料・鉄鋼・エネルギー関連など取扱製品を専門化東京証券取引所第1部上場。証券コード8020。

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