出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
映画の特殊撮影技術監督。福島県に生まれる。小笠原(おがさわら)プロなどを経て1935年(昭和10)にJ・Oスタジオ入社、日独合作映画『新しき土』(1937)を担当し、日本最初のスクリーンプロセス(バックグラウンド・プロジェクション)の技術を完成した。37年東宝へ入社し、特殊技術課を創設。『燃ゆる大空』(1940)、『ハワイ・マレー沖海戦』(1942)などで各種の賞を受賞した。第二次世界大戦後、大映で『虹男(にじおとこ)』『透明人間現わる』(ともに1949)などの特撮を手がけるが、50年(昭和25)に東宝へ復帰。日本初の怪獣SF映画『ゴジラ』(1954。日本映画技術賞受賞)に始まる一連のぬいぐるみ怪獣シリーズで特撮界のスター的存在となった。63年には円谷特技プロを発足させ、「ウルトラQ」「ウルトラマン」などの特撮テレビ映画シリーズを製作放映し、怪獣ブームを巻き起こした。
[森 卓也]
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
…未),やはり赤青立体方式(ただし日本では普通版で公開)による,《キング・コング》のエロチックな〈美女と野獣〉伝説にのっとった《大アマゾンの半魚人》(1954),毒グモが巨大化する《タランチュラの襲撃》(1955)などの,1950年代のSF映画に実績を残した職人監督である。一方,日本では本田猪四郎監督,円谷英二特殊技術監督による東宝作品《ゴジラ》(1954)が誕生する。企画段階の題名は《海底二万哩の大怪獣》で,これは《原子怪獣現わる》を想起させる。…
※「円谷英二」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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