再度山(読み)ふたたびさん

日本歴史地名大系 「再度山」の解説

再度山
ふたたびさん

中央区の北部にある山で、標高は四六五・一メートル。六甲ろつこう山の一峰で布引花崗閃緑岩からなる。山名は、空海入唐の際に求法を祈願し、帰朝後再び登ったことによると伝える。

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改訂新版 世界大百科事典 「再度山」の意味・わかりやすい解説

再度山 (ふたたびさん)

兵庫県神戸市の都心部背後にある六甲山地の一峰。標高470m。瀬戸内海国立公園に含まれる。古くは多々部(たたべ)山と呼ばれた。山腹に和気清麻呂創建と伝える真言宗の大竜寺があり,山名は弘法大師が入唐の前に登山して求法の成功を祈願し,帰朝後,願ほどきのため再度この山に登ったことに由来するという。市街地に近く,ハイキング花見市民に親しまれ,ドライブウェーが通じる。山の北側には神戸市立森林植物園,外国人2500人を葬る修法ヶ原外人墓地などがある。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「再度山」の意味・わかりやすい解説

再度山
ふたたびさん

神戸市中央部、中央区と北区境界にある六甲山地(ろっこうさんち)の山。標高470メートル。瀬戸内海国立公園域で、一帯再度公園として、散歩道、池などが整備され、都心に近いレクリエーションの場となっている。山頂近くの修法(しほ)ヶ原には外人墓地があり、約2500人が眠っている。2007年(平成19)に「再度公園・再度山永久植生保存地・神戸外国人墓地」の名称で国の名勝に指定された。JR東海道本線三ノ宮駅からバス便がある。

[藤岡ひろ子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「再度山」の意味・わかりやすい解説

再度山
ふたたびさん

兵庫県神戸市,六甲山地の前山の1つ。中央区と北区の堺,摩耶山の西に位置する。標高 468m。山頂付近に大竜寺があり,弘法大師が入唐の際,求法の成功を祈願し,帰朝後,成就を謝すため再度登ったのが山名の由来。北西麓の修法ヶ原池 (塩ヶ原池) 一帯はサクラ,カエデ,ツツジ,外人墓地で有名な再度公園があり,奥再度ドライブウェーが通じる。

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事典・日本の観光資源 「再度山」の解説

再度山

(兵庫県神戸市北区・中央区)
21世紀に残したい日本の自然100選」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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