デジタル大辞泉 「凸凹」の意味・読み・例文・類語 でこ‐ぼこ【凸凹】 [名・形動](スル)1 物の表面が出っ張ったり、へっこんだりしていること。また、そのさま。「凸凹した道」「凸凹な地面をならす」2 物事に優劣・多少などの差があって、つりあいがとれていないこと。また、そのさま。「賃金の凸凹をならす」「クラスによって凸凹な成績」[アクセント]デコボコ、ただし、サ変動詞の場合はデコボコ。[類語]凹凸 だく‐ぼく【▽凸▽凹】 道などが平坦でなく凹凸おうとつのあること。でこぼこ。「胸はだくだく―の坂の下へと別れける」〈浄・丹波与作〉 とつ‐おう〔‐アフ〕【凸凹】 でっぱりとへこみ。でこぼこ。おうとつ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「凸凹」の意味・読み・例文・類語 でこ‐ぼこ【凸凹】 〘 名詞 〙① ( 形動 ) ( ━する ) 表面にでっぱりやくぼみがあって平らでないこと。また、そのさま。おうとつ。でくぼく。[初出の実例]「真黒に煤ぼった涼炉(しちりん)が有て凸凹(デコボコ)した湯罐がかけてある」(出典:二少女(1898)〈国木田独歩〉下)② 「でこぼこやろう(凸凹野郎)」の略。[初出の実例]「離縁状が欲しいか、望みならば遣(や)る、己(おれ)には書けなくも今(いま)隣のデコボコに頼む」(出典:落語・二十四孝(1891)〈三代目春風亭柳枝〉)③ ( 形動 ) 大小、優劣、不公平など、人や物事相互の間に差のあること。また、そのさま。[初出の実例]「見渡した所凸凹(デコボコ)の無い、よく云へばよく揃った、悪く云へば傑出の人に乏しく」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三) でく‐ぼく【凸凹】 〘 名詞 〙① ( 形動 ) ( ━する ) =でこぼこ(凸凹)①[初出の実例]「高山の月高ふして望べからず、五湖の水も深ふして窺がたし、凸凹(デクボク)は世界の理也」(出典:洒落本・仇手本(1801)前)② 人をののしっていう語。[初出の実例]「ヱヱイ亦凸凹(デクボク)どもがいがみ合のか」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)初) とつ‐おう‥アフ【凸凹】 〘 名詞 〙 出たりひっこんだりすること。でっぱっていることとひっこんでいること。また、そのようなかたち。たかひく。でこぼこ。凹凸(おうとつ)。[初出の実例]「波の運動するが如く、上下に凸凹するを、波線といひ」(出典:小学読本(1873)〈田中義廉〉四)[その他の文献]〔神異経〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「凸凹」の読み・字形・画数・意味 【凸凹】とつおう(あう) でこぼこ。高低。〔神異経、北方荒経〕石湖り。方千里、岸深くして五餘、恆に冰る。~其の湖凸凹無く、滿にして高下無し。字通「凸」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by