デジタル大辞泉 「出だす」の意味・読み・例文・類語
いだ・す【▽出だす】
1 内にあるものを外の方へ移す。
「帳のうちよりも―・さず、いつき養ふ」〈竹取〉
2 出発させる。
「暁に船を―・して」〈土佐〉
3 差し出す。提供する。
「宮の、
4 新たに生じさせる。起こす。
「
5 声に表す。歌ったり吟じたりする。また、表情などにだす。
「拍子とりて梅が枝(=催馬楽ノ曲名)―・したるほど」〈源・梅枝〉
「色にも―・させ給はずなりぬるを」〈源・桐壺〉
6 動詞の連用形に付いて複合語をつくる。
㋐その動作が外に向かって行われる意を表す。「言い出だす」「眺め出だす」など。
㋑その動作によって結果が外に現れるようにする意を表す。「作り出だす」「染め出だす」など。
㋒その動作が始まる意を表す。「走り出だす」「歌い出だす」など。→だす