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加藤枝直 かとう えなお

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美術人名辞典の解説

加藤枝直

江戸時代の歌人。号は南山・常世庵等。加藤千蔭の父。伊勢生。堂上派系歌人鴛水由也に学び、以後ずっと歌道に親しんだ。著書に『子に与ふる文』『東歌』等がある。天明5年(1785)歿、94才。

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デジタル大辞泉の解説

かとう‐えなお〔‐えなほ〕【加藤枝直】

[1692~1785]江戸中期の国学者・歌人。伊勢の人。本姓は橘(たちばな)。千蔭(ちかげ)の父。号、南山・芳宜園(はぎぞの)。江戸に出て南町奉行の与力となり、賀茂真淵(かものまぶち)に学んだ。家集「東歌」。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

加藤枝直 かとう-えなお

1693*-1785 江戸時代中期の武士,歌人。
元禄(げんろく)5年12月11日生まれ。加藤千蔭の父。江戸にでて,大岡忠相(ただすけ)配下の与力となる。和歌にしたしみ,江戸にきた賀茂真淵(かもの-まぶち)の保護者となるとともに門弟となった。天明5年8月10日死去。94歳。伊勢(いせ)(三重県)出身。姓は橘とも称した。初名は為直。通称は又左衛門。号は南山,常世庵,芳宜園。歌集に「東歌(あずまうた)」。

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朝日日本歴史人物事典の解説

加藤枝直

没年:天明5.8.10(1785.9.13)
生年:元禄5.12.11(1693.1.16)
江戸中期の歌人。本姓橘。名為直,のち枝直と改む。通称又左衛門。号芳宜園など。伊勢松坂の人。父尚之は浪人。江戸へ出て大岡越前守忠相支配下の組与力となる。以降,吟味方に転じ,病気で職を免じられる時期もはさみながら宝暦13(1763)年72歳まで下級幕臣として勤務を続けた。公務のかたわら和歌に関心を持ち,特に決まった師もなく独自の和歌観を形成した。幕臣として太平の御代を寿ぐ和歌を詠むべきであるとの立場をとっている。寛保2(1742)年7月には自分の地所の一角に賀茂真淵を住まわせ,互いの学力を重んじながら交遊を持った。子息の千蔭が真淵に入門したのもこの関係による。真淵が一家を成すに従い枝直を軽んずる気配をみせ始め,両者の友好は崩れた。『歌の姿古へ今をあげつらふ詞』以下の歌論や,自筆稿本『東歌』のほか,自筆日記が断片的に伝存する。<参考文献>関根正直『からすかご』,北野克「加藤枝直に関する新資料・歌稿の紹介」(『語文』21号)

(久保田啓一)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典 第2版の解説

かとうえなお【加藤枝直】

1692‐1785(元禄5‐天明5)
江戸中期の歌人。伊勢松坂の人。通称又左衛門,号は南山。舎号常世庵,芳宜園(はぎぞの)。1718年(享保3)江戸に出,大岡忠相の配下となり,与力を務めた。幼時より和歌に親しんだが,江戸に出てきた賀茂真淵と相知り,その門人となるとともに師の保護者ともなり,自邸内に師の家を建てそこに住まわせた。80余歳のとき自撰歌をまとめ《東(あずま)歌》(6巻)と題し,子の千蔭がこれを刊行した。【南 啓治】

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大辞林 第三版の解説

かとうえなお【加藤枝直】

1692~1785) 江戸中期の国学者・歌人。本姓、橘氏。号、芳宜園はぎぞのなど。千蔭ちかげの父。伊勢の人。江戸南町奉行所の与力。賀茂真淵を師友としたが、歌は古今和歌集初期を理想とし、江戸派を開く。家集「東歌」など。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

加藤枝直
かとうえなお

[生]元禄5(1692).12.11. 伊勢,松坂
[没]天明5(1785).8.10.
江戸時代中期の歌人,国学者。本姓,橘氏。通称,又左衛門。家号,芳宜園 (はぎぞの) 。加藤千蔭の父。町与力をつとめた。古今風の歌を詠む。江戸派の祖。家集『あづま歌』 (1801) 。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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