勝浦川(読み)かつうらがわ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

勝浦川
かつうらがわ

徳島県,剣山地東部に発して,徳島市南部で紀伊水道に注ぐ川。全長約 65km。流域は中世代白亜紀物部川層から成り,化石が多い。中流域の勝浦町横瀬は,川舟交通時代の高瀬舟の終点であった。上・中流域は,文化年間 (1804~18) に温州みかんが導入されたところで,現在は県下一のミカン栽培地。中・下流はアユの釣り場として知られる。

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世界大百科事典 第2版の解説

かつうらがわ【勝浦川】

徳島県中央を北東流し,徳島市南東部で紀伊水道に注ぐ川。雨乞い山で知られる雲早(くもそう)山(1496m),高丸山(1439m)を水源とし,全長49km,流域面積224km2。上中流域は中生界の地層からなる山地で,複雑な地質をもち化石が多い。また勝浦町の横瀬までは穿入(せんにゆう)曲流して峡谷をつくる。1977年上流の上勝(かみかつ)町に多目的の正木ダムが完成し,中流に勝浦発電所も立地する。中流域では谷底平野河岸段丘が発達し,低位面が水田となる。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔徳島県〕勝浦川(かつうらがわ)


徳島県中部を流れる川。剣(つるぎ)山地東部の雲早(くもそう)山(標高1496m)山腹に源を発し、北東流して徳島市で紀伊(きい)水道に注ぐ。2級河川(勝浦川水系)。延長50km。上流に多目的の正木(まさき)ダムがある。上・中流域では白亜紀の化石を多数出土。

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