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剣山地 つるぎさんち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

剣山地
つるぎさんち

徳島県西部から高知県東部にまたがる山地。四国山地の東半を占め,西半の石鎚山脈に対する。主峰剣山 (1955m) を中心に,北東から南西に一ノ森 (1879m) ,高ノ瀬 (1741m) ,三嶺 (1894m) などが連なる。山地はおもに秩父古生層に属する石灰岩からなり,北部の一部では御荷鉾変成岩もみられる。多くの河川の水源となり深い谷を刻む。山腹の各所に山村が点在する。特に祖谷祖谷川浸食谷によって隔絶され,秘境として知られた。南麓は中部山渓県立自然公園大歩危・小歩危祖谷渓とともに剣山国定公園の中心。

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デジタル大辞泉の解説

つるぎ‐さんち【剣山地】

徳島県中央部に広がる山地。四国山地の東部を占め、東西に約60キロメートル連なる。最高峰剣山。主に秩父(ちちぶ)古生層からなる石灰岩山地。北部の鮎喰(あくい)川・祖谷(いや)川・貞光川・穴吹川、南部の勝浦川那賀(なか)川などの水源地。北斜面は畑作、南斜面は林業が中心。剣山国定公園に含まれる。

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百科事典マイペディアの解説

剣山地【つるぎさんち】

徳島県西部から高知県へかけてほぼ東西に走る山地。秩父古生層の石灰岩を主体として,四国第2の高峰剣山を主峰に,三嶺(みうね)(1894m),天神丸(1632m),高城山(1628m)などが連なる。
→関連項目徳島[県]

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世界大百科事典 第2版の解説

つるぎさんち【剣山地】

剣山山系とも称する。石鎚山系とともに四国山地の骨格をなす山嶺で,石鎚山系と並行して四国の中央部を東西に走る。この山系の北境は御荷鉾(みかぶ)構造線,南境は仏像‐糸川構造線で,両構造線で境される秩父帯山体をつくり,おもに古生層からなるが,中生代地層も断続的に分布している。主峰は徳島県にある剣山(1955m)で,これを中心に丸笹山(1712m),赤帽子山(1611m),丸石(1684m),一ノ森(1879m)などの高峰が連なっている。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔県域外〕剣山地(つるぎさんち)


四国山地の東部を東西に走る山地。最高峰の剣山(標高1955m)を中心に、三嶺(みうね)・塔丸(とうのまる)・天神丸(てんじんまる)など標高1500m級の山々が連なる。剣山は古来、山岳信仰の霊場とされた。四国東部を南北に分ける分水嶺(ぶんすいれい)で、北には貞光(さだみつ)川・穴吹(あなぶき)川・祖谷(いや)川、南には勝浦(かつうら)川・那賀(なか)川が流れ出る。北斜面は葉タバコ栽培、南斜面は林業が盛ん。近くに吉野(よしの)川中流の大歩危(おおぼけ)・小歩危(こぼけ)、祖谷川の祖谷渓などの渓谷があり、剣山国定公園に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

剣山地
つるぎさんち

四国山地の東部を占める山地。主として秩父中・古生層からなる。最高峰の剣山(1955メートル)を中心に、塔丸(とうのまる)、天神丸などの山々が東西に連なる。徳島県の主分水嶺(ぶんすいれい)をなし、北部の祖谷(いや)川、貞光(さだみつ)川、穴吹(あなぶき)川、南部の勝浦川、那賀(なか)川などの水源となっている。北斜面は谷が深く、畑作中心である。阿波(あわ)山岳武士の拠点であり隠田(おんでん)集落もみられた。南斜面は降水量が多く、林業依存度が高い。[高木秀樹]

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世界大百科事典内の剣山地の言及

【四国山地】より

…四国の中央部をほぼ東西に走る山地。一般には中央構造線以南の外帯山地をさし,石鎚(いしづち)山脈,剣(つるぎ)山地を脊梁とし,標高1000mをこえる山地が大部分を占めている。東端は紀伊水道,西端は豊後水道に臨み,それぞれリアス海岸を形成している。…

※「剣山地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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