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化学物質過敏症 かがくぶっしつかびんしょう Chemical compound delicate disease

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知恵蔵2015の解説

化学物質過敏症

シックハウス症候群」のページをご覧ください。

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

化学物質過敏症

微量な化学物質に反応し、頭痛やせきなどの症状が起きるアレルギー疾患。重症になると日常生活が送れなくなる。NPO法人「化学物質過敏症支援センター」によると、推定患者数は全国で100万人を超すとされる。発症のメカニズムは分かっていない。

(2013-10-09 朝日新聞 朝刊 長野東北信 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

かがくぶっしつ‐かびんしょう〔クワガクブツシツクワビンシヤウ〕【化学物質過敏症】

接着剤・塗料・農薬・食品添加物排気ガスなど、身の回りの多種類の化学物質に反応してさまざまな症状を発する病気。アレルギー疾患の特徴と中毒の要素を併せ持つという。化学物質の摂取量、症状との関係などは未解明。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
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編集協力:曽根脩
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百科事典マイペディアの解説

化学物質過敏症【かがくぶっしつかびんしょう】

微量な化学物質に対しても過敏反応を起こし,自律神経系を中心にさまざまな身体の不調を訴える病気。一度に大量の化学物質に触れて身体が過敏状態になった後,同じ化学物質に,ごく微量でも触れると症状が現れてしまうものと,低濃度の物質に繰り返し曝露されたために,慢性的な過敏症になるケースがある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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リフォーム用語集の解説

化学物質過敏症

特定の化学物質に接触し続けていると、あとでその化学物質にわずかに接触するだけで頭痛などのいろいろな症状が出てくる状態。→シックハウス症候群

出典|リフォーム ホームプロ
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大辞林 第三版の解説

かがくぶっしつかびんしょう【化学物質過敏症】

ごく微量のさまざまな化学物質によって引き起こされる頭痛・吐き気・自律神経の異常などの症状。 CS 。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

化学物質過敏症
かがくぶっしつかびんしょう

身の回りの化学物質を原因として起る健康障害。食品添加物や残留農薬,塗料や建材,殺虫剤,タバコの煙排ガスなど原因物質はさまざまで,いったん過敏症の体質を獲得すると,その後はごく微量でも反応するようになる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

化学物質過敏症
かがくぶっしつかびんしょう
chemical sensitivitymultipule chemical sensitivity

化学物質に大量暴露された後ないし長期慢性的に暴露された後に、同系統の化学物質に暴露された場合にみられる不快な症状である。別名は本態性環境不耐症、本態性多種化学物質過敏状態。具体的症状としては自律神経系症状(発汗異常、手足の冷え、易疲労性)、精神症状(不眠、不安、うつ、不定愁訴)、末梢(まっしょう)神経症状(運動障害、四肢末端の知覚障害)、気道症状(のどの痛み)、消化器症状(下痢、便秘、悪心(おしん))、眼科的症状(結膜刺激症状)、循環器症状(心悸亢進(しんきこうしん))など多様な症状を示す。症状は個体差があり、個人でも時間経過で異なる。[小田島安平]

概論

化学物質過敏症には大きく分け二つの定義が存在する。
〔1〕Multipule chemical sensitivity(MCS。多種化学物質過敏症) アメリカのエール大学教授カレンMark Cullenの定義
 化学物質の大量暴露ないし長期慢性暴露後に、微量の同種または同系統の化学物質に再暴露された場合にみられる不快な症状である。カレンはMCSを次のように定義した。(1)環境因子の暴露が証明できる、(2)二つ以上の臓器に症状がある、(3)想定される刺激物質による症状の再発と軽快がある、(4)多種の化学物質で症状が誘発できる、(5)暴露テストで症状が誘発できる、(6)きわめて低濃度の暴露で症状が誘発される、(7)症状を説明できる単一の検査法がない。
 MCSはいったん発症すると、一定の化学物質と症状の間に対応がなくなったり、きわめて微量の化学物質でも症状が出現し、大量暴露した化学物質とその後に症状を誘発する化学物質が違うこともある。中毒やアレルギーを含む免疫機序では説明ができない原因不明の疾患で、対応がむずかしい。通常、化学物質過敏症というとMCSである。
〔2〕Chemical sensitivity(CS) アメリカのダラス環境健康センター医学博士レイWilliam Reaの定義
 MCSは発症すると症状出現と化学物質の間に対応がないが、CSはこの対応がはっきりしているものをいう。ある一定の化学物質の有意な暴露により症状が誘発でき、用量依存性で再現性があるものをいう。[小田島安平]

歴史・今後の課題

MCSは、1950年代にアレルギー関連疾患としてシカゴ大学小児科教授ランドルフTheron G. Randolph(1906―95)が「環境中の化学物質への適応に失敗した結果、固体の新たな過敏状態の形成」という病態を提唱、その後前記のカレンがMCSの概念を提唱した。しかし、この概念はアレルギー、免疫、中毒などの既存のメカニズムでは説明がつかず、メカニズムについて多くの仮説が提唱されている。類似の疾患として臭覚過敏症がある。これは、いったん化学物質などの臭いによる不快な症状が出現し、その臭いが記憶された後に、その臭いまたは臭いのしそうな場所に入ると不快な症状が出現するという、神経症の一種と考えられている疾患である。
 厳密にMCSを診断することはむずかしい。解明がまたれるところである。[小田島安平]
『宮田幹夫著『化学物質過敏症――忍び寄る現代病の早期発見と治療』(2001・保健同人社) ▽日本薬学会編、安藤正典著『住まいと病気――シックハウス症候群・化学物質過敏症を予防する』(2002・丸善) ▽化学物質過敏症患者の会『私の化学物質過敏症――患者たちの記録』(2003・実践社) ▽柳沢幸雄・石川哲著『化学物質過敏症』(文春新書)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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