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北京官話 ペキンかんわ Bei-jing guan-hua

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

北京官話
ペキンかんわ
Bei-jing guan-hua

中国語の官話系諸方言のうちの北方官話に属する一方言で,北京およびその周辺に行われている。北京語と同意で使われることが多いが,北京語からこの地域特有の方言的要素を取去り,文語的要素を加えたものを北京官話といって区別することもある。

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デジタル大辞泉の解説

ペキン‐かんわ〔‐クワンワ〕【京官話】

中国の清時代における公用標準語の一。

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百科事典マイペディアの解説

北京官話【ペキンかんわ】

中国では清末まで公用語を官話と呼び,華北から東北に通用したものを北京官話といった。現代の標準語は北京官話を基礎とする。本来,官話は役人の言葉の意であるが,民国では標準語を〈国語〉と呼んだ。
→関連項目客家語

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大辞林 第三版の解説

ペキンかんわ【北京官話】

現代中国共通語の母体。清代に官庁言葉として河北を中心に広まった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

北京官話
ぺきんかんわ

中国の標準語に対する旧式の呼称。中国語(漢民族の言語という意味で「漢語」ともいう)は、方言の差異が大きいが、呉語(上海(シャンハイ)語)、福建語、広東(カントン)語など南方の諸方言に対し、主として揚子江(ようすこう)以北の広い地域に広がる北方方言は、内部の相違が比較的小さい。南方方言と北方方言との差異は日本語の沖縄方言と本土方言との差異に、北方方言内部の差異は本土方言内部(東京と大阪など)の差異に例えられよう。この北方方言に基づく標準語的中国語を清(しん)朝時代に官話(公用語の意)とよび、そのなかでもとくに北京風の発音によるものを北京官話と称した。南方中国において、官話は、北京の朝廷から任命される官僚が用いるものであったため、「役人ことば」の含義を生じ、英語ではmandarin(中国の官僚)にちなみ、そのままMandarinと訳する。歴史的に中国の政治・文化の中心は北方にあり、『水滸伝(すいこでん)』『西遊記』『紅楼夢』などの白話(はくわ)小説(口語的文体による小説)も北方方言で書かれて官話普及の母胎となった。北京官話は、中華民国時代には「国語」とよばれ、中華人民共和国では「普通話」とよばれて、学校教育などにより、いっそうの普及が図られている。テレビ、ラジオが「普通話」によるのはもちろんである。かつては南京(ナンキン)方言に基づく南京官話が揚子江下流地域に勢力をもち、江戸時代の唐通事(中国語の通訳官)や白話小説の愛好者が「唐話(とうわ)」として学んだのも南京官話風の中国語であったが、明治維新後に清朝との国交が開かれるに及んで、北京官話の学習が重んぜられるようになり、今日、中国語として日本人が学ぶのもその系統を引く「普通話」にほかならない。[平山久雄]
伯慧著、樋口靖訳『現代漢語方言』(1983・光生館)』

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世界大百科事典内の北京官話の言及

【官話】より

…華南の各地に〈正音書院〉を立て,《正音摂要》《正音咀華》などの手引書がつくられた。民国に入ると,国語運動がおこり,官話にかわって〈国語〉という名称が生まれるが,北京官話,官話の名称は依然として使われた。人民共和国が成立してからは,北京官話は〈普通話〉へと成長した。…

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