北浜町
きたはまちよう
[現在地名]函館市北浜町など
昭和六年(一九三一)九月に設定された町で、吉川町の北に位置する。それまでの函館区大字亀田村の字であった有川通・札幌通・ゴミ川(三筆)・前浜(一筆)の各一部を併せて町域とした(函館市字地番改正調書)。函館港の北に位置することから命名された。
北浜町
きたはまちよう
[現在地名]小樽市手宮一―二丁目・色内一―三丁目
明治二二年(一八八九)より同三二年まで存続した高島郡の町。南浜町の北にある。林有造・岡野知荘らの請負で色内町・手宮町の地先海岸三万一千坪を埋立てたもので、色内川より手宮川にかけての手宮町地先が北浜町に相当する。明治二二年北浜町・南浜町が成立したという(状況報文)。同二四年調の「徴発物件一覧表」では北浜町として戸数三・人口二二、倉庫一。
北浜町
きたはままち
三津町の北部を東西に通ずる町筋。道路の北側の大部分は砂浜で、海を隔てて北にある御船場に対する(文政六年八月写三津町絵図)。そのため、ここには初め竹矢来が組まれ、のちに表囲塀・裏囲塀が築かれ、ここから御船場へ渡るただ一つの通路があった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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