北陸先端科学技術大学院大学（読み）ホクリクセンタンカガクギジュツダイガクインダイガク

デジタル大辞泉

ほくりくせんたんかがくぎじゅつ‐だいがくいんだいがく〔ホクリクセンタンクワガクギジユツダイガクヰンダイガク〕【北陸先端科学技術大学院大学】

石川県能美市にある国立大学院大学。平成2年（1990）の開設。

出典　小学館

日本大百科全書(ニッポニカ)

北陸先端科学技術大学院大学
ほくりくせんたんかがくぎじゅつだいがくいんだいがく

国立大学法人。1990年（平成2）10月設置。学部を置かない独立大学院大学。先端科学技術分野において、高度な基礎研究を推進するとともに、高い研究能力、技術能力を備えた国際的に通用する研究者・技術者を養成することが目標。入学者の選抜は面接が主体で、出身学部・学科に拘泥せず、企業の研究者・技術者などの社会人や留学生などにも広く門戸を開放。2010年（平成22）時点で、知識科学研究科、情報科学研究科、マテリアルサイエンス研究科の3科のほかに先端融合領域研究院、ナノマテリアルテクノロジーセンター、情報社会基盤研究センター、知識科学教育センター、高信頼ネットワークイノベーションセンター、地域・イノベーション研究センターほかの共同教育研究施設などを有する。本部所在地は石川県能美(のみ)市旭台1-1。

［編集部］

[参照項目] | 国立大学法人 | 大学院大学

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)

大学事典

北陸先端科学技術大学院大学［国立］
ほくりくせんたんかがくぎじゅつだいがくいんだいがく
Japan Advanced Institute of Science and Technology

1990年（平成2）日本の国立大学としては初めて大学院課程のみの大学院大学として開学。先端科学技術分野における国際的水準の研究を行うことを目的とする。2016年5月現在，石川県能美市にキャンパスを構え，4研究科に981人の学生を収容。入学者選抜は全学で統一されており，面接を交えて専門性や学生区分（社会人・留学生など）を問わず選抜される。また教育研究は研究室主導でなく，コースワークを中心とした体系的カリキュラムによる指導体制が取られている。授業実施方法も特徴的で，専門科目は主として週2回，午前中に開講される。午後は研究やゼミ，午前に行った授業を学生自身が学習する時間が設けられ，学習内容の定着が図られている。なお東京サテライトには先端領域社会人教育院が置かれ，社会人学生を対象に，知識科学研究科と情報科学研究科が設置した計4コースの支援を行っている。
著者: 戸村理

出典　平凡社「大学事典」

百科事典マイペディア

北陸先端科学技術大学院大学【ほくりくせんたんかがくぎじゅつだいがくいんだいがく】

石川県能美郡辰口(たつのくち)町（現・能美市）にある国立の独立大学院大学。1990年６月公布・施行の国立学校設置法の一部改正に基づき，同年10月，先端科学技術分野における国際的水準の教育研究を行う，学部を持たない大学院大学として発足（情報科学研究科設置）。その後材料科学研究科と知識科学研究科を設置。2004年４月より国立大学法人へ移行。石川県と地元辰口町が形成をめざしている先端的研究開発拠点〈いしかわサイエンスパーク〉の中核をなす。

出典　株式会社平凡社

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

北陸先端科学技術大学院大学
ほくりくせんたんかがくぎじゅつだいがくいんだいがく

国立の大学院大学。先端科学技術分野における国際的水準の研究と大学院教育の実施を目的として，1990年に開学し情報科学研究科を置いた。1991年に材料科学研究科，1996年に知識科学研究科を設置。2006年材料科学研究科をマテリアルサイエンス研究科に名称変更。本部所在地は石川県能美市。

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典