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十二類合戦物語 じゅうにるいかっせんものがたり

世界大百科事典 第2版の解説

じゅうにるいかっせんものがたり【十二類合戦物語】

御伽草子。絵巻,3巻。〈十二神絵〉〈十二類之絵〉〈十二類合戦絵〉とも呼ばれ,近世になって制作された異本をも含め,多くの模写絵巻が伝存する。異類物にとどまらず絵巻の代表作。《看聞日記》に将軍家にあった〈十二神絵〉の記事が再度見え(永享10年(1438)6月8日条,嘉吉1年(1441)4月4日条),《接綱御記》宝徳1年(1449)9月6日条に〈十二類絵三巻〉と見える。近年,後崇光院筆《粉河寺縁起》の紙背(伏見宮家文書,1452年(享徳1)写)に,従来欠けていた巻頭部などが書き記されているのが見いだされ,この格調高い土佐派の絵巻の制作の背景や年代がほぼ明らかとなった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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