普及版 字通 「卦」の読み・字形・画数・意味
卦
8画
[字訓] うらかた・うらなう
[説文解字]
[字形] 形声
声符は圭(けい)。〔説文〕三下に「筮(ぜい)なり」とあり、圭とは易の卦爻(かこう)をしるす土版。のち木にしるした。卜は卜兆。卦にしるすものは筮であるが、六爻の法はもと卜兆から出ているらしく、故に字はなお卜に従う。
[訓義]
1. うらかた。
2. うらなう。
3. 掛に通じ、かける。
[古辞書の訓]
〔立〕卦 ウラナフ・ムラ 〔字鏡集〕卦 シルシ
[声系]
掛は卦声。もと挂に作り、〔説文〕十二上に「畫するなり」とあって、爻を画する意。〔易、辞伝上〕に字を掛に作り、挂はその省文であろう。
[熟語]
卦気▶・卦姑▶・卦候▶・卦爻▶・卦肆▶・卦辞▶・卦者▶・卦象▶・卦筮▶・卦兆▶・卦売▶・卦版▶・卦変▶・卦理▶
[下接語]
按卦・陰卦・起卦・吉卦・下卦・建卦・乾卦・作卦・上卦・乗卦・成卦・筮卦・設卦・説卦・兆卦・重卦・陳卦・定卦・八卦・半卦・布卦・問卦・陽卦・立卦
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報