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受動喫煙 ジュドウキツエン

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デジタル大辞泉の解説

じゅどう‐きつえん【受動喫煙】

他人の吸ったタバコの煙を周囲の人が吸わされること。火を付けたまま放置されたタバコの煙(副流煙)は、特に有害物質が多い。不本意喫煙間接喫煙。→コチニン

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

受動喫煙

たばこの先から出る煙にも有害物質が含まれており、他人の煙を吸った人にも、呼吸機能の低下や肺がんなどの健康被害が出るとされる。米モンタナ州の都市では、受動喫煙禁止法の施行後に心筋梗塞(こうそく)の入院患者が激減したというデータがある。たばこを吸われた部屋や衣類などに染みついた残留成分による「3次受動喫煙」の健康被害の可能性も指摘されている。

(2014-07-29 朝日新聞 朝刊 宮城全県 2地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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百科事典マイペディアの解説

受動喫煙【じゅどうきつえん】

間接喫煙とも。タバコの煙には,喫煙者の吸入する煙,吐き出された煙,点火部より直接立ちのぼる煙と3種類あり,このうち第3の点火部からの煙に強力な発癌(がん)物質であるN-ニトロソアミンなどの有害物質の含有率の高いことが判明した。
→関連項目タバコ(煙草)分煙

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大辞林 第三版の解説

じゅどうきつえん【受動喫煙】

出典|三省堂
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知恵蔵miniの解説

受動喫煙

タバコの煙を非喫煙者が不本意に吸い込むこと。間接喫煙、不本意喫煙。受動喫煙の煙には、喫煙者が吐き出したものと点火部分から直接発生するもの(副流煙)とがある。喫煙により起こる様々な健康被害が受動喫煙においても発生しうることがわかってきており、喫煙者の子供・同居者や公共の場での受動喫煙などが社会問題化している。2016年5月31日には、厚生労働省の研究班が、受動喫煙により肺がん・脳卒中虚血性心疾患などで死亡する人が国内で年間約1万5000人に上るとの推計を発表した。

(2016-6-2)

出典|(株)朝日新聞出版発行
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

受動喫煙
じゅどうきつえん

喫煙しない者が他人のたばこの煙を吸わされること。たばこの煙には喫煙者が体内に吸い込む煙(主流煙)と、火のついたたばこから大気中に出る煙(副流煙)があり、主流煙よりも副流煙のほうに、より多くの有害成分が含まれることがわかっている。これまでの多くの疫学的研究によって、受動喫煙が呼吸器に与える影響や肺癌(がん)などを発症する危険性が指摘されている。また、受動喫煙が妊娠中の女性や胎児および乳幼児に与える悪影響として、流早産、乳幼児突然死症候群、低体重出産などの危険性がとくに問題視されている。世界保健機関(WHO)は、喫煙および受動喫煙を継続的かつ実質的に減少させ、健康、社会、環境および経済に及ぼす破壊的な影響から次の世代を守ることを目的として、2003年5月に「たばこ規制枠組条約」を採択し(2005年2月発効)、日本も2004年(平成16)6月に批准した。
 日本の国内法では、2003年5月施行の健康増進法第25条において、学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、受動喫煙防止策を講じなければならないとしている。また、2003年5月に出された厚生労働省の通達「新たな職場における喫煙対策のためのガイドライン」では、全面禁煙できない場合は、可能な限り非喫煙場所に煙が漏れない喫煙室を設け、その設置が困難である場合には喫煙コーナーを設置することとしている。さらに、一定規模以下の中小企業に対して、喫煙室の設置を行うための「受動喫煙防止対策助成金」を設けている。このように、受動喫煙を防ぐために喫煙できる場所とできない場所を設ける方法を分煙というが、WHOは2007年に出した「受動喫煙防止のための政策勧告」のなかで、受動喫煙の有害な影響をなくす方法として分煙は勧められず、すべての屋内の職場や公衆の集まる場所を完全禁煙にするべきとしている。[編集部]

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