デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉右衛門」の解説
吉右衛門(本湊焼,3代) きちえもん
和泉(いずみ)大鳥郡湊(みなと)村(大阪府堺市)の人。弥兵衛(やへえ)の跡をつぎ本湊焼(湊焼とも)3代となる。寛延3年死去。初代は,堺に移住してきた楽道楽(らく-どうらく)とする説,あるいは京都の御室(おむろ)からきた吉兵衛(あるいは吉右衛門)とする説などがある。
吉右衛門(1) きちえもん
尾張(おわり)(愛知県)瀬戸の人。天正(てんしょう)13年(1585)古田織部(おりべ)がえらんだ瀬戸焼の名工10人(瀬戸十作(じっさく))のひとり。茶の湯をたしなみ,茶器づくりを趣味とした文人ふうの素人(しろうと)作者といわれる。
吉右衛門(本湊焼,7代) きちえもん
和泉(いずみ)大鳥郡湊(みなと)村(大阪府堺市)の本湊焼をつぐ。嘉永(かえい)6年死去。文久元年吉兵衛が家督を相続し,本湊焼の8代となった。
吉右衛門(本湊焼,6代) きちえもん
和泉(いずみ)大鳥郡湊(みなと)村(大阪府堺市)の本湊焼をつぐ。嘉永(かえい)2年死去。
吉右衛門(本湊焼,4代) きちえもん
和泉(いずみ)大鳥郡湊(みなと)村(大阪府堺市)の人。本湊焼をつぐ。天明7年死去。