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同軸ケーブル ドウジクケーブル

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

同軸ケーブル

テレビのアンテナ用ケーブルによく使われている太くて丸いケーブル。銅線などの芯線を絶縁体で包み、その外側網状の銅線を巻き、さらにその外側に塩化ビニールなどの被覆を施した多重構造になっている。電磁波の影響を受けにくいことから、テレビのアンテナ用ケーブル、ディスプレーケーブルなど映像の伝送に利用される。また、Ethernetでも10Base-2や10Base-5といった規格で使われていた。Ethernetの10Base-5で使われる同軸ケーブルは黄色の太いケーブル(太芯50Ω)、10Base-2では、やや細いケーブル(細芯50Ω)が使われる。

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デジタル大辞泉の解説

どうじく‐ケーブル〔ドウヂク‐〕【同軸ケーブル】

1本の中心導体を外部導体が同心状に取り巻き、その間を絶縁体で絶縁した伝送線。テレビのアンテナ線、コンピューターのネットワークやディスプレーのケーブルなどに用いられる。外部導体が外側からの電磁波を遮断し、内側からの電磁波の漏洩(ろうえい)を遮断するため、ノイズの影響が小さく、信号が減衰しにくい。コアキシャルケーブル

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百科事典マイペディアの解説

同軸ケーブル【どうじくケーブル】

円筒形の外部導体と,その内部に置かれ絶縁物で支持される中心導体とからなり,この内外導体を往復線とした通信ケーブル。外部に電磁波が漏れにくく,数十kHz〜数千kHzの高周波伝送に使用される。
→関連項目海底ケーブル海底通信国際電話装荷ケーブル多重通信テレビジョン電話搬送ケーブル分布定数回路立体回路

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世界大百科事典 第2版の解説

どうじくケーブル【同軸ケーブル coaxial cable】

円筒状の外部導体の中央に中心導体を配して,1対の往復線路とした通信ケーブル。同軸ケーブルは,外部に電磁波が漏れにくい構造(図)となっているため,数百MHzの高い周波数を伝送できる特徴があり,電話回線をはじめとし,有線テレビジョン回線など広帯域伝送線路として広く用いられている。1934年アメリカのエスペンシードL.Espenshiedらによる同軸伝送線路の理論が発表されて以来,平衡形ケーブルが注目されるようになった。

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大辞林 第三版の解説

どうじくケーブル【同軸ケーブル】

高周波伝送用のケーブルの一。心線の回りを絶縁体でつつみ、その外を銅線などの網でつつんで、さらに外被をかぶせたもの。家庭ではテレビ・ FM 受信機などとアンテナをつなぐのに多く用いられる。コアックス。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

同軸ケーブル
どうじくケーブル
coaxial cable

電磁波や高周波電流を伝える伝送線の1つ。これを用いた伝送線路を同軸線路という。 UHFテレビのフィーダに用いられる。中心軸の導体とこれを同心的に囲む外部導体との間をポリエチレンやポリステロールなど高周波誘電損失の少い誘電体で絶縁した同軸状のケーブル。外部への放射損失や外部からの雑音の混入が起りにくく,UHF,VHF,HFのほかパルス信号の伝送などに広く用いられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

同軸ケーブル
どうじくけーぶる
coaxial cable

1本の円形の中心導体とこれを同心状に囲む円筒形の外部導体を配置し、その内外部導体間を絶縁した不平衡通信ケーブルである。1934年アメリカのシェルクノフらの提案以来、無装荷搬送ケーブルにかわる多重線路として同軸ケーブルが着目されるようになった。日本でも1938年(昭和13)から開発が始められ、40年に開催予定であった東京オリンピックを目標として東京―大阪間にテレビ伝送用に同軸ケーブル敷設が計画された。しかし、戦争のため渋谷―島田間に敷設されただけで回線開通には至らなかった。
 長距離幹線用のケーブルは9.5ミリメートル同軸ケーブル(標準同軸ケーブルともいう)で、1956年(昭和31)から敷設されている。外部導体の内径が9.5ミリメートルであって、中心導体約2.64ミリメートル上にポリエチレンの円板を等間隔に装着し、その周囲に同軸円状に銅の外部導体を配置し、必要本数を撚(よ)り合わせ鉛被を施したケーブルである。1本の同軸心(1心)で電話1万0800回線あるいは4メガヘルツのテレビ信号を9回線送ることができる。
 長距離用の4.4ミリメートル同軸ケーブル(細心同軸ケーブルともいう)は、1965年に採用され、外部導体の内径が4.4ミリメートルで、中心導体に絶縁用突起付きポリエチレンテープを円筒形に縦に包み溶着し、その周囲に同軸円状に銅の外部導体を配置した構造であり、1本の同軸心で電話2700回線を送ることができる。
 同軸ケーブルの構造で身近なものに同軸コードがある。同軸コードはテレビアンテナのフィーダー、高周波機器の配線、高周波測定器用リード線などに使用され、中心導体は軟銅単線あるいは撚り線、絶縁体はポリエチレン充実形、外部導体はたわみ性に富む軟銅線編組が使用され、ビニル被覆が施されている。[佐久間照夫]

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世界大百科事典内の同軸ケーブルの言及

【通信ケーブル】より

…したがって,平衡型ケーブルの用途は,局内ケーブル,市内ケーブルおよび100km未満の市外ケーブルといった短距離,小容量の通信路に限られる。 一方,不平衡型ケーブルの代表である同軸ケーブルは,円筒状の外部導体とその中央にある内部導体とを往復線路として構成される。このように,同軸ケーブルは,外部に電磁波が漏れにくい構造となっているため,数百MHzまで使用でき,高周波伝送に適している。…

【電気通信】より

…したがって漏話による周波数帯域幅の制限により,多重度をあまり高くとることができないのである。この問題を抜本的に解決した方式が同軸ケーブルである。同軸ケーブルは細い銅管を外部導体とし,この中にこれと絶縁した中心銅線を通した形のケーブルであり,外部導体の遮へい効果から高周波における漏話を著しく小さくできるのが特徴である。…

※「同軸ケーブル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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