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吐か喇列島 とかられっとう

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日本の地名がわかる事典の解説

〔鹿児島県〕吐噶喇列島(とかられっとう)


鹿児島県の薩南(さつなん)諸島中部にある島嶼(とうしょ)群。北の口之島(くちのしま)から南の横当(よこあて)島まで約180kmにわたり、有人7島・無人5島の12島が点在、鹿児島県鹿児島郡十島(としま)村を構成。村役場は鹿児島市にある。新旧の火山島で構成され、中之(なかの)島・諏訪瀬(すわのせ)島では噴火活動が継続中。亜熱帯気候に属し、宝(たから)島・小宝(こだから)島周辺には珊瑚礁(さんごしょう)が発達。第二次大戦終結後はアメリカの軍政下にあったが、1952年(昭和27)返還された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

喇列島
とかられっとう

鹿児島県屋久(やく)島から奄美(あまみ)大島に至る約200キロメートルの間に、約180キロメートルにわたって点在する微小な島々。北緯30度の口之島(くちのしま)を最北の島として28度50分の横当(よこあて)島までの12島をさす。鹿児島県鹿児島郡十島(としま)村に属する。トカラ列島県立自然公園に指定される。全島が火山島であるが、現在活動を続けているのは諏訪瀬(すわのせ)島と中之島の2島である。地体構造的には、北から口之島、中之島、諏訪瀬島、悪石(あくせき)島が新期造山帯に、その西側にほぼ平行に並ぶ小臥蛇(こがじゃ)島、臥蛇島、平(たいら)島、小島(こじま)、小宝(こだから)島、宝島、上ノ根(かみのね)島、横当島が古期造山帯に属する島弧である。これら島々のほとんどが周囲を急崖(きゅうがい)で囲まれるが、小宝島と宝島は隆起サンゴ裾礁(きょしょう)によって縁どられ、ほかの島々とは異なった景観を示す。常時黒潮の流路となっているため、気候は温暖で島々は亜熱帯性植物で覆われる。12島のうち小臥蛇島、臥蛇島、小島、上ノ根島、横当島の5島は無人島である。産業面からは取り上げるほどのものはなく、1952年(昭和27)日本復帰当時約3400人であった人口も2010年には600人台へと減少した。公共交通機関として、現在村営船「としま」丸が4日に1便島伝いに鹿児島市との間を往復している。古代に「道之島」とよばれた往時の島々は、現在夏の観光客を細々と受け入れているにすぎない。[塚田公彦]

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