( 1 )中国古典語の「員数(=人数)」と「員外(=定員外の官)」の「員」の意には違いがある。員数の「員」は、「かず」の意だが、員外の「員」は「一定枠のかず」の意味合いを持つ。日本で、「員数」の「員」に一定枠のかずの意味合いが顕著になるのは、幕末明治初期と考えられる。
( 2 )「一定枠のかず」という意味の「員数」は、明治二〇年代に入り一般的にはあまり用いられなくなるが、それは、同義の「定員」という新語が代わって使われるようになったからと思われる。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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