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噴霧乾燥 ふんむかんそうspray drying

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

噴霧乾燥
ふんむかんそう
spray drying

無機塩類の濃厚液や牛乳などを蒸発乾燥させて粉末をつくるために,噴霧状にして広い部屋で熱気にさらして急速に乾燥させることをいう。噴霧にするには回転円板による遠心力によるか,あるいは高圧ノズルから吹出すかする。熱気としては加熱した空気,また酸化を避ける場合は比較的不活性窒素あるいは炭酸ガスを使用する。

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百科事典マイペディアの解説

噴霧乾燥【ふんむかんそう】

溶液または懸濁液をノズルから高圧で高温気流中に噴霧し,一挙に固体微小粒子の製品を得る乾燥法。噴霧された液滴が小さく表面積が大きいため,乾燥時間が短くてすむ。高温に弱い物質に対して用いられる。
→関連項目乾燥

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世界大百科事典 第2版の解説

ふんむかんそう【噴霧乾燥 spray drying】

溶液,ペーストもしくは微粒子懸濁液を熱風中に噴霧分散させ,沈降する間に乾燥して一挙に微小粒状製品を得る乾燥法。噴霧器は回転円板式,加圧ノズル式が多いが,とくに高粘性液には2流体ノズルが用いられる。図は回転円板式並流型噴霧乾燥器で,熱風は液滴群とともに並流に下降する。乾燥塔内熱風吹込み様式には,これ以外に向流型,複合流型がある。乾燥粒子は直径30~500μm,5~30秒の短時間で乾燥が終わるため熱変性を受けることが少なく,コーヒー,ミルク,調味料等の液状食品をはじめ,洗剤,化学薬品合成樹脂等の乾燥にきわめて広く用いられている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

噴霧乾燥
ふんむかんそう
spray drying

液状または泥漿(でいしょう)状材料を熱風中に噴霧させ、1ミリメートル以下の微細な滴状で気流に同伴させながら乾燥させる方法(気流搬送式熱風乾燥法)である。材料を微粒化することは、材料単位量当りの表面積(比表面積)を大きくすることによって、乾燥に必要な蒸発潜熱を周囲の熱風から受けることや、材料中の水分を周囲の気流中へ蒸発させることに有効である。そのため、熱風との接触時間が短く、材料温度も比較的低く、食品など温度の影響を受けやすいものの乾燥に適している。
 微粒化には(1)一流体(加圧式)ノズル、(2)二流体(気流式)ノズル、(3)回転板(遠心力式。実用的には釣鐘型、逆釣鐘型などのものが用いられる)の方法が用いられている。また、気流との接触および乾燥製品の捕集を有効にさせるため、サイクロン型の装置形式をとることが多い。[河村祐治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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