四股(読み)しこ

百科事典マイペディア「四股」の解説

四股【しこ】

力士土俵の上で片足を高くあげ,強く地を踏む所作。相撲稽古(けいこ)の重要な一方法だが,他方で地を踏み鎮めるという宗教的意味をもつ。日本各地の祭礼で行う民俗相撲では,力士の四によって大地の邪悪な霊を踏み鎮め,あるいは踏むことで春先の大地を目ざめさせて豊作を約束させると伝えるものが多い。平安宮中の7月の年中行事である相撲節で,相撲人を天覧の庭に先導した陰陽師が行った反閇(へんばい)に由来するという。
→関連項目手数入

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「四股」の解説

四股
しこ

相撲の重要な基本動作。力士が土俵に上がると,準備運動としてこれを行なう。足首爪先などを強くする稽古法でもある。まず両足左右に開いて構え,足を左右,かわるがわるに高く上げる。このとき,を膝に添え,力を入れて爪先から地を踏む。力足ともいう。膝は真横に開き,足は地面に踏んだ位置から引きつけずに上げ,を後ろへ出さず,上体から腰までをまっすぐにして踏まなくてはならない。

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精選版 日本国語大辞典「四股」の解説

しこ【四股】

〘名〙 (「四股」はあて字。「醜(しこ)」の意かという) 相撲の基本動作の一つ。力士が土俵上で両足を開いて構え、足を左右かわるがわる高くあげ力をこめて地を踏む動作。力足(ちからあし)
浄瑠璃・傾城酒呑童子(1718)一「尻引っからげしこをふみ」

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デジタル大辞泉「四股」の解説

しこ【四股】

《「醜足しこあし」の略かという。「四股」は当て字》相撲の基本動作の一。まず両足を開いて構え、足を左右交互に高く上げ、このとき手をひざに当て、力を入れて地を踏む。力足ちからあし。「四股を踏む」

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とっさの日本語便利帳「四股」の解説

四股

下半身強化の伝統的トレーニング。膝の上に手を添え、開状態から脚を交互に上げたり下ろしたりする。

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世界大百科事典内の四股の言及

【醜名】より

…平安末期の《類聚名義抄》には〈シコナ,イミナ〉とあり,あだ名のことで,自分の名の謙称である。いまでは力士の名のり(呼名)に専用され,〈四股名〉は江戸時代からの当て字である。力士が土俵に登場して,準備運動の四股(力足)を踏むところから,この当て字が生じた。…

※「四股」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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