レーザーに用いられる活性物質が固体状であるレーザー.固体レーザーとしてもっとも有名なものには,ルビーを用いるルビーレーザー,Nd3+ の入ったガラスを用いるネオジムガラスレーザー,また Nd3+ などのイオンの入ったYAG(イットリウムアルミニウムガーネットY3Al5O12)を用いるYAG(ヤグ)レーザーや,Ti3+ の入ったチタンサファイアレーザーなどがある.共振器中に置かれた活性原子(イオン)の濃度がガスレーザーよりも大きくできるため,ガスレーザーより最大出力を大きくすることができるのが特徴である.大部分の固体レーザーは負温度の状態を出現させるために光を用いて活性物質を励起している.多くはパルス状の発振をするものであって,なかにはQスイッチをすることにより非常に大きな瞬間的な出力を示すジャイアントパルスレーザーなどもあるが,連続(CW)発振することの可能なものもある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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…この波長域では熱作用が大きいので,科学の分野ばかりでなく各種の工業的応用も多い。 媒質として固体を用いる固体レーザーの代表的なものは,Al2O3の中に不純物として含まれるクロムイオンCr3+が発振する(694.3nm)ルビーレーザーや,YAG(yittrium aluminum garnetの略。Y3Al5O12)結晶やガラスの中に含まれたネオジウムイオンNd3+が発振する(1.06μm)YAGレーザー(ヤグレーザーともいう)またはガラスレーザーなどである。…
※「固体レーザー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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