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国連放射線影響科学委員会 こくれんほうしゃせんえいきょうかがくいいんかいUnited Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国連放射線影響科学委員会
こくれんほうしゃせんえいきょうかがくいいんかい
United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation

国連の補助機関の一つ。 1955年 12月3日の国連総会で設置が決り,アルゼンチンオーストラリア,ベルギー,ブラジル,カナダ,チェコスロバキア,エジプト,フランス,インド,日本,メキシコ,スウェーデン,イギリス,アメリカ,およびソ連の 15ヵ国の科学者がこれに参加した。当時国連未加盟の日本が参加したのは,「放射能に対する関心と科学的能力」のためであった。同委員会は 58年8月に国連総会への報告書を発表した。これは,人類が集団としてさらされる核兵器爆発などによる放射能を分析し,人類の将来の健康について科学的立場から警告した文献で,「核実験を停止することは人間の健康に有益である」と結論づけたものである。同委員会はその後も会議を開き,国連総会へ報告している。 73年には西ドイツ,インドネシア,ペルー,ポーランドスーダン,86年には中国が加わり,21ヵ国がメンバーとなっている。

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世界大百科事典 第2版の解説

こくれんほうしゃせんえいきょうかがくいいんかい【国連放射線影響科学委員会 United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation】

略称UNSCEAR。正式には〈原子放射線の影響に関する国連科学委員会〉という。1955年12月の国連総会で,ビキニ事件(ビキニ水爆実験)を契機として採択された決議文〈人体とその環境に対する原子放射線の影響に関する情報の調整と普及〉に基づいて設立された。自然放射線や種々の人工放射線源からの線量寄与,および放射線の身体的,遺伝的影響に関する科学的情報を収集し,報告書として公表している。第1次報告書は1958年に刊行した。

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