コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

地域闘争 ちいきとうそう

5件 の用語解説(地域闘争の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

地域闘争
ちいきとうそう

地域人民闘争ともいう。職場闘争を基礎として地域労働者を結集し,さらに地域の農民,中小商工業者,市民らとともに地域の具体的要求を掲げて共闘を組織し,要求を地方自治体,さらに政府へ向けて動かしていく戦術。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ちいき‐とうそう〔チヰキトウサウ〕【地域闘争】

労働組合が中心となり、農民・市民・中小商工業者と提携して、その地域での共通課題の実現のために行う共同闘争。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ちいきとうそう【地域闘争】

労働組合が中心となって地域のもろもろの要求を掲げ,地域労働者を結集するとともに,農・漁民,市民,中小商工業者とも連携し,地域的な共同闘争を行うこと。第2次大戦後の日本では,全逓信従業員組合二・一スト禁止後の賃金ストップ首切り企業整備に反対して,1947年秋に職場闘争を強化しつつ地域闘争を展開したのが最初である(〈全逓〉の項参照)。その後地域闘争は〈地域人民闘争〉とよばれる権力闘争に転化され,政治主義的誤りと占領軍・官憲の弾圧のために衰退したが,53年以降のデフレ期の人員整理反対闘争のなかで〈ぐるみ闘争〉方式に発展させられ,再び華々しく闘われた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ちいきとうそう【地域闘争】

地域に共通の要求のために、その地域の労働者・市民などが結束して行う闘争。労働運動の一形態。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

地域闘争
ちいきとうそう

地域の労働組合が中心となり、農民、市民、中小商工業者と提携して、自らの課題と共通課題の実現のため、使用者団体や県・市町村当局など地方権力組織に対して行う共同闘争。地域闘争は、1947年(昭和22)占領軍により二・一ストが禁止され、ゼネストや全国的な統一闘争ができなくなったのを契機に、これを打開するために編み出されたものである。産別会議傘下の全逓信(ていしん)労組(全逓)が同年6月の臨時大会(松江)で「最低賃金制の確立」「地域的生活給の確立」という二本立て賃金要求を決議し、その具体的戦術として決めたのが最初である。地域闘争は、48年から49年にかけて経済安定九原則、ドッジ・ラインによる企業整備などに対する産業防衛闘争と結合して全国的な拡大をみたが、その後、占領軍・政府の弾圧や、労働組合活動家の先鋭的な街頭行動もみられ、民主化同盟(民同)勢力の発生もあってしだいに衰退していった。
 労働組合運動と地域闘争の関係についていえば、労働組合の闘争は全国統一闘争や産業別闘争として展開される限り、地域問題や他階層との共闘に基づく要求実現は、かならずしも問題とされない。したがって労働組合が職場闘争を基礎に地域産業、労働条件、国民生活面の課題に対処することは、労働組合運動に幅をもたせ、闘争態勢の強化につながる。なお、地域闘争の思想は、1953年以降総評などが展開した地域ぐるみ闘争に受け継がれている。[吉田健二]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の地域闘争の言及

【地域人民闘争】より

…1947年の二・一ストで全国的統一闘争を禁止された労働組合が,翌年にかけ,職場闘争を基礎に地域の諸要求と結合して地方権力との闘いも目ざした闘争戦術。片山哲内閣の1800円ベース反対の労働組合は,47年6月の全逓松江大会で地域闘争戦術を決定,8月,神戸中央郵便局で〈集団欠勤〉戦術を採用,以後各地に波及したが,これを〈山猫スト〉とする政府の警告で一応鎮まった。しかし11月,全逓松本大会は地域の諸要求と結合,農民,市民との共闘で地方権力と対決する地域人民闘争戦術を採択,共産党も12月の第6回大会でこの戦術を定式化した。…

※「地域闘争」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

地域闘争の関連キーワードICFTU合同労働組合WCL赤色組合諸神師宣諸手庵諸立平師盛

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone