地役人(読み)ジヤクニン

世界大百科事典 第2版の解説

じやくにん【地役人】

江戸時代,幕府の遠国奉行や郡代,代官が任地で採用した土着の役人。世襲で服務するが臣従関係はなく,定員も流動的で身分的にも不安定であった。水陸交通の要衝,重要貯蔵庫,治水・山林取締りの要地,鉱山所在地の役所に置かれた。浪人や下級藩士から抱え入れられ,職務内容も支配地に対応し多様であった。幕末には美濃・飛驒郡代のもとに堤方役・山林掛地役人頭取,同じく但馬・石見・陸奥代官には運上蔵役・直入役・銀山付役人組頭,寄床屋番・銀見役,関東代官には関所番・小菅囲内定番・浦賀蔵番,大津代官には大津蔵番・湖上船改下役などがおり,禄高は30俵以下が大半であった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

じやくにん【地役人】

江戸時代、遠国奉行・代官などが任地で採用した役人。

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