地層の重なり方(層序関係)を表現するためにくふうされた帯状ないし長柱状の図面。各地層の真の厚さに応じた縮尺で、岩相を示す模様や色をつけ、下位から順に積み重ねて描く。ボーリング柱状図はコア(岩芯(がんしん))の長さに応じて描かれるから、かならずしも真の層厚を示さない。横に岩相の詳細や産出化石などを付記したり、岩石の風化に対する抵抗性に応じた凹凸をつけたりすることもある。一つの露頭で層序を示したものを露頭柱状図という。ある特定の層準を水平にとり、各個柱状図を並べて鍵(かぎ)層を線で結び、層厚や岩相の変化を示すことも多い。その地域全体の層序を1本の柱状図にしたものを総合柱状図、まとめて概念的に示したものを模式柱状図という。
[岩松 暉・村田明広]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…同時に,説明書,報告書,論文などによって,詳細な説明がなされることが多い。説明にあたっては,ふつう地質柱状図が用いられ,目的に応じて,層序断面図,構造等高線図,等層厚線図などが用いられる。地質柱状図は,地層や岩石などの単位の年代的前後関係や累重関係,化石や火山灰(凝灰岩)などの層準を,新しいものほど上に縮尺を添えて簡明に長柱状に示したものである。…
※「地質柱状図」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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