翻訳|summer time
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
サマータイムともいう。中高緯度地帯では,冬季は日の出時刻が遅く日の入り時刻が早い。これに比べて夏季は日の出時刻は早まり日の入り時刻は逆に遅くなる。例えば東京の例では,1月初旬の日の出,日の入り時刻がだいたい6時16分,17時17分であるのに対して,6月中旬は3時46分,19時36分となっていて,夏季は冬季に比べて日の出・日の入り時刻がそれぞれ前後に約2時間半もシフトする。そこで夏季に限り通常の標準時をちょうど1時間進めた時刻を用いて,仕事の能率を高め,余暇を有効に利用しようというねらいで生まれたのがこの夏時間である。この方法を考えついたのはウィレットW.Willett(1856-1915)で,1908年にはイギリス議会に〈日光利用法〉という議案が提出されたが,ほうむられた。最初に実施されたのは16年で,ドイツ,イギリスであった。日本でも48年からこの制度が実施されたが,一般の不評を買い4年間続いただけで廃止された。当時の夏時間の適用期間は4月(後に5月に改正)の第1土曜日の午後12時から9月の第2土曜日の翌日の午前0時までと規定されていた。ヨーロッパ諸国の大多数やカナダ,アメリカ,南半球ではチリなど夏時間を用いる国は多い。
執筆者:飯島 重孝
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
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