日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドーナツ」の意味・わかりやすい解説
ドーナツ
どーなつ
doughnut
小麦粉に砂糖、卵、ベーキングパウダーなどを混ぜたドウdoughを型で抜き、油できつね色に揚げて、表面に砂糖をまぶしたもの。ケーキドーナツはベーキングパウダーを用いるが、そのかわりにイーストを用いるものをパンドーナツという。ドーナツは大衆向きの洋菓子で、初めは甘味を抑えてつくり、コーヒーとともに朝食に用いた。わが国では菓子として普及し、粉砂糖をまぶしたリング形のものが一般的である。ほかに棒状のロングドーナツ、縄状のロールドーナツ、餡(あん)入りドーナツ、チョコレートなどの衣をかけたものなど、変化に富んだドーナツが店頭をにぎわしている。
[小林文子]
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