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多硫化ゴム たりゅうかゴム polysulfide rubber

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

多硫化ゴム
たりゅうかゴム
polysulfide rubber

主として有機ハロゲン化合物と多硫化アルカリとの縮合反応などにより得られる合成ゴム。耐油,耐溶剤,耐老化,耐オゾンなどの各性質がすぐれており,ガソリンその他の油類用のホース,印刷用ロール,弾性シーラント,塗料,接着剤など各方面にその特長を生かして利用されている。

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百科事典マイペディアの解説

多硫化ゴム【たりゅうかゴム】

有機2塩化物と多硫化アルカリとの縮合反応で得られる合成ゴム。有機2塩化物としてはジクロロエタンジクロロプロパンなどが,多硫化アルカリとしては二〜四硫化ナトリウムが使われる。
→関連項目合成ゴムチオコール

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世界大百科事典 第2版の解説

たりゅうかゴム【多硫化ゴム polysulfide rubber】

多硫化アルカリと有機二塩化物の縮合反応によって得られる合成ゴム。1931年,アメリカチオコールケミカル社からチオコールThiokolという商品名で生産,販売されたのが始まりで,現在でもチオコールという名称は多硫化ゴム代名詞のように使用されている。多硫化ゴムの最大の特徴は耐油性に富むことで,この性質を利用して塗料用ホース,印刷用ロールなどの耐油性工業部品に用いられている。また,水分やガスの透過性が低いこと,耐候性,耐オゾン性に富むことなどから,航空機高層ビル,船舶などの窓のシーリング材などにも使用される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

多硫化ゴム
たりゅうかごむ
polysulfide rubber

一般式-(R-Sx)-n(R:炭化水素基など、x:2~4)で表され、硫黄(いおう)を主鎖に含む構造をもった合成ゴムである。ASTM(アメリカ材料試験協会)の規格による略称はT。歴史的にもっとも古いゴムの一つで、1929年、アメリカでチオコールの商品名で工業化された。代表例はビス(2-クロロエトキシ)メタンと多硫化ナトリウムの重縮合によって合成され、縮合度によって液状から固体状に至る多硫化ゴムができる。酸化亜鉛や有機過酸化物‐金属酸化物によって架橋されたゴムは、耐油性と耐候性が優れている。液状ゴムは室温加硫ができるので航空機、船舶、車両などのシーリング材や土木建築のコーキング材として使われるほか、エポキシ樹脂改質材、ガスケットや印刷ロール用などの用途がある。固体ゴムは樹脂の耐衝撃性改善、天然ゴムやスチレン・ブタジエンゴムの耐油性改善などに用いられる。[福田和吉]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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