夜郎自大(読み)ヤロウジダイ

デジタル大辞泉の解説

やろう‐じだい〔ヤラウ‐〕【夜郎自大】

[名・形動]《「史記」西南夷伝にみえる話で、昔、夜郎の強さを知らずに自分の勢力を誇ったところから》自分の力量を知らずにいばること。また、そのさま。夜郎大。「夜郎自大な振る舞い」
[補説]「野郎自大」と書くのは誤り。

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大辞林 第三版の解説

やろうじだい【夜郎自大】

〔「史記西南夷伝」による。夜郎が漢の強大さを知らず、自らの勢力をたのみとしていたことから〕
自分の力量を知らずに仲間の中で威張っている者。

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世界大百科事典内の夜郎自大の言及

【貴州[省]】より

…秦には黔中郡がおかれ,漢代には益州,荆州にかわり,武陵郡や牂牁(しようか)郡が設けられた。武帝の時代夜郎国も牂牁郡に属したが,帝が夜郎に使者を派遣したとき,夜郎王が“強大”な漢に対して自分達とどちらが大きいかと問い〈夜郎自大〉の言葉を生んだことは有名である。またこのころから漢族が流入し開墾が進んだ。…

【夜郎】より

…中国,戦国期から漢代に今の貴州省西部に建国した農耕民族。西南夷のなかでも最大の勢力をほこり,前漢の武帝の使者に漢と夜郎とではどちらが大きいかとたずねて,〈夜郎自大〉のことわざが人口に膾炙(かいしや)されることになった。武帝は,初めは南越討伐の拠点として,のちには大月氏と連合して匈奴を討つためにこの地を重視,前111年(元鼎6)牀柯(そうか)郡をおき,その長を王に封じたが,前漢代を通じて反乱をくりかえした。…

※「夜郎自大」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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