デジタル大辞泉
「唯我独尊」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ゆいが‐どくそん【唯我独尊】
- 〘 名詞 〙
- ① ( 釈迦が生まれた時に七歩あるいて天地を指さし「天上天下唯我独尊」と唱えたという故事による ) 仏語。この世界にわれよりも尊いものはないということ。天上天下唯我独尊。
- [初出の実例]「これは人仏の唯我独尊の道得なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行仏威儀)
- ② 自分だけが偉いとうぬぼれること。ひとりよがり。
- [初出の実例]「弟子ども相手にして唯我独尊(ユヰガドクソン)と身を高ぶり」(出典:談義本・地獄楽日記(1755)四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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唯我独尊
この世界にわれよりも尊いものはないということ。転じて、自分だけがすぐれていると自負する独りよがりの態度のたとえ。
[使用例] 唯我独尊の生涯で愉快だろうと夢の様な呑気な事を真面目に考えて居た[寺田寅彦*枯菊の影|1907]
[使用例] かれらの咽喉はいつも充血して、若さには青桐の葉の匂いがして、唯我独尊の見えない烏帽子をたかだかとかぶっていた[三島由紀夫*春の雪|1965~67]
[解説] 釈迦が生まれたときに一手を天に向け一手を地に向けて、「天上天下唯我独尊」と唱えたという故事に基づくことば。
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報
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