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遼東の豕 リョウトウノイノコ

デジタル大辞泉の解説

りょうとう‐の‐いのこ〔レウトウ‐ゐのこ〕【×遼東の×豕】

遼東で珍しいとされた白頭の豚が河東では珍しくなかったという「後漢書」朱浮伝の故事から》世間知らずのために、つまらないことを誇りに思ってうぬぼれること。また、そのような人のたとえ

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大辞林 第三版の解説

りょうとうのいのこ【遼東の豕】

〔遼東では珍しい白頭の豚が他の土地ではありふれていたという「後漢書朱浮伝」の故事から〕
ごく当たり前のことを独りよがりで得意に思うこと。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

遼東の豕
りょうとうのいのこ

本人がひどく得意でも、ほかからみればいっこうにつまらないことのたとえで、世間知らずで一人よがりの慢心をいう。遼東は中国、遼寧省南部をいう。後漢(ごかん)の光武帝のとき、幽州の牧朱孚(ぼくしゅふ)が、功を誇って反乱を企てた漁陽の大守彭寵(ほうちょう)に、「昔、遼東で豕が白い頭の子を生んだ。珍しいことなので献上しようと思い、河東へ行くと、そこの豕はみな白かったので、恥ずかしい思いをして帰った」とのたとえを引いて、彭の功が宮廷の場ではなんの価値もないことを戒めた、と伝える『後漢書』「朱孚伝」の故事による。[田所義行]

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