デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大和屋甚兵衛」の解説
大和屋甚兵衛(初代) やまとや-じんべえ
京坂で甥(おい)の初代水木辰之助とおなじ座に出演することがおおく,「椀久(わんきゅう)」などを得意とした。大坂で座本もかねた。元禄(げんろく)17年1月10日死去。前名は鶴川辰之助(初代)。通称は清左衛門。俳名は生重。
大和屋甚兵衛(2代) やまとや-じんべえ
初代大和屋甚兵衛の次男。元禄(げんろく)14年(1701)京都早雲座で初舞台をふむ。宝永元年立役(たちやく)となり,2代を襲名。享保(きょうほう)のはじめごろまで活躍し,和事,所作事を得意とした。前名は大和屋藤吉。