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大唐米 タイトウゴメ

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デジタル大辞泉の解説

たいとう‐ごめ〔タイタウ‐〕【大唐米】

たいとうまい(大唐米)

たいとう‐まい〔タイタウ‐〕【大唐米】

イネの一品種。米粒が小さく細長で薄い赤斑のあるもの。赤米(あかごめ)。太米(たいまい)。唐法師(とうぼし)。たいとうごめ。

たいと‐ごめ【大唐米】

ベンケイソウ科の多年草。海岸の岩地に生え、高さ約10センチ。茎は地をはい、細かく枝分かれする。葉は米粒状で、密につく。5~7月ごろ黄色い花を開く。

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世界大百科事典 第2版の解説

だいとうまい【大唐米】

〈たいとうごめ〉ともいい,太米(たいまい),秈(とうぼし),赤米(あかごめ)などとも称した。インドシナ半島の南東部にある占城(チャンパ)原産の早稲(わせ)の種類。11世紀の初頭,北宋政府により長江(揚子江)沿岸地帯に移植され,晩稲(おくて)との組合せで,この地方に二毛作による豊作をもたらしたという。この外米系の新品種は,鎌倉時代の末ごろには日本に輸入されたらしく,室町時代初期には瀬戸内海沿岸地方でその植付けがみられた。

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大辞林 第三版の解説

たいとうまい【大唐米】

イネの品種。「赤米あかごめ」に同じ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大唐米
だいとうまい

トウボウシ、トボシともよぶ。イネの品種群の名で、インド型に属し、粒は細長く、玄米は赤色である。11世紀に中国の華南から華中に伝わって普及した占城米という品種群があったが、そのうちのいくつかが日本へ11~14世紀に伝来して大唐米とよばれた。
 早熟性で湿田または干魃(かんばつ)害に抵抗力があり多収だったので、18世紀ごろまで各地の新開田や不良田で栽培されたらしいが記録が乏しい。現在は栽培されていない。[星川清親]

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世界大百科事典内の大唐米の言及

【大唐米】より

…そのためか価格が低く,上記算用状をみると一般の米より約1割ほど廉価であった。安土桃山時代の朝鮮使節の報告によれば,大唐米はその色が赤く,庶民の食料米として普及しているが,食味はきわめて悪いと述べている。その後江戸時代になると,その色から赤米と呼ばれ,主として農民の食料として,ほとんど全国で栽培された。…

【赤米】より

…大唐(たいとう∥だいとう)米,唐法師(とうぼし)米とも呼ばれた赤い米。大唐米にはうるちともち,赤と白のものがあったが,奈良時代すでに諸国で赤米が栽培されていたのは,《本草綱目啓蒙》が〈白粒ヨリハ赤粒ノ者実多キユヘ,多クハコレヲ栽ユ〉といっているように,栽培しやすく収穫量が多かったためであろう。…

【香煎】より

…麦こがしなど,麦や米をいって粉末とした〈こがし〉(〈はったい〉〈はったい粉〉とも)を指すこともあるが,一般にはそうしたこがしにサンショウ,シソ,陳皮(ちんぴ)(ミカンの皮)などの粉末と少量の塩を加えたものをいい,湯を注いで茶のように飲用する。江戸時代以前から大唐(たいとう)米と呼ばれた赤米(あかごめ)を主材料としてさかんに用いられたもので,《犬筑波集》には〈日本のもののくちのひろさよ たいとうをこかしにしてや飲ぬ覧〉の句が見られる。《合類日用料理抄》(1689)には,薏苡仁(よくいにん)(ハトムギの種子),サンショウ,陳皮,大唐米,ウイキョウ(茴香)を配合する製法が記載され,名物として知られた京都祇園の香煎はこれだとしている。…

【米】より


[特殊米と農民の改良の意欲]
 以上米として扱ってきたのは,日本人の食用に供してきた米一般である。これらの米の大部分は短粒白色の日本型稲の種実であるが,本草学者,民俗学者の興味をよせる特殊の稲米に,大唐米,赤米,香稲などがある。これらは早く《清良記》(寛永年間(1624‐44)または延宝年間(1673‐81)成立といわれる)にその名を現す。…

※「大唐米」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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