新撰 芸能人物事典 明治~平成 「大屋政子」の解説
大屋 政子
オオヤ マサコ
- 職業
- タレント
- 肩書
- 室生ロイヤルカントリークラブ理事長,日本芸術舞踊連盟副会長兼理事長,大屋政子バレエ研究所理事長
- 生年月日
- 大正9年 10月27日
- 出生地
- 大阪府 天下茶屋
- 学歴
- 阿倍野高女卒,大阪音楽学校中退
- 経歴
- 森田政義元衆院議員の長女で、元帝人社長の大屋晋三夫人。大阪音楽学校、原信子オペラ研究所を経て、昭和16年コロムビアレコードに入り、歌手としてデビュー。鳩山一郎元首相の紹介で大屋晋三と知り合い、昭和25年結婚。その後、子育ての傍ら、室生カントリークラブを始め、駐車場、ガソリンスタンドなど多角経営し実業家として活躍。一方、文化事業にも進出し、54年には国際舞台芸術振興財団理事長として第1回東京世界バレエコンクールを成功させた。55年夫の没後も実業家として活躍する一方、その活動分野は財界、各種文化事業からマスコミに至るまで幅広い。タレントとしても奇抜なファッションと独特の高い声で「うちのおとうちゃん」と呼ぶ、愛敬のある人柄で親しまれた。民間文化外交使節として国際的な名声も高く、51年イタリアのサンレモ市と熱海を姉妹都市にした功で、イタリアから勲二等を、54年女性ではまれなフランスの勲一等など外国から数々の勲章を受けた。丸栄起業社長、五菱土地建物社長、室生ロイヤル・カントリークラブ理事長、大屋政子バレエ研究所理事長、日本芸術舞踊連盟副会長兼理事長なども務めた。
- 受賞
- イタリアメリト勲章カバリエーレダーマ章〔昭和52年〕,エジプトアラブ共和国勲一等科学芸術功労章〔昭和53年〕,マダガスカル国功労勲章〔昭和53年〕,フランス芸術文化勲章コマンドール章勲一等〔昭和54年〕,ブルガリア国薔薇勲章シルバー章勲一等〔昭和54年〕 フランスプリマルキドキユエバス章〔昭和52年〕,ハンガリー文化功労章〔昭和54年〕
- 没年月日
- 平成11年 1月16日 (1999年)
- 家族
- 夫=大屋 晋三(帝人社長),父=森田 政義(衆院議員)
- 伝記
- いつみても波瀾万丈〈2〉なにわの女女は度胸―女は泣いたらあきまへん!女の仕事―地球は、私の仕事場です 板垣 真理子 文,楓 大介 写真大屋 政子 著残間 里江子 編,立木 義浩 撮影(発行元 日本テレビ放送網保育社ロングセラーズ朝日新聞社 ’95’90’87’87発行)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報