大角岑生（読み）オオスミ ミネオ

20世紀日本人名事典

大角 岑生
オオスミ ミネオ

明治〜昭和期の海軍大将,男爵 海相。

生年

明治9年5月1日(1876年)

没年

昭和16(1941)年2月5日

出生地

愛知県

学歴〔年〕

海兵(第24期)〔明治30年〕卒,海大〔明治40年〕卒

経歴

明治30年「比叡」、31年「八島」乗り組み員。34年大尉、横須賀海兵団分隊長、35年「済遠」37年「松島」38年「満州丸」各航海長。日露戦争に従軍。42年ドイツ駐在。大正3年海軍省副官。7〜8年フランス大使館付武官。11年軍務局長。13年中将。14年海軍次官。昭和3年第2艦隊司令、4年横須賀鎮守府長官。6年大将。同年から犬養毅、斎藤実、岡田啓介各内閣の海相。ロンドン条約をめぐる条約派追放の“大角人事”断行者。10年男爵に任ぜられ、11年軍事参議官。16年南支那で飛行機事故により死亡。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

新訂 政治家人名事典 明治～昭和

大角 岑生
オオスミ ミネオ

肩書

海相

生年月日

明治9年5月1日

出生地

愛知県

学歴

海兵(第24期)〔明治30年〕卒 海大〔明治40年〕卒

経歴

明治30年「比叡」、31年「八島」乗り組み員。34年大尉、横須賀海兵団分隊長、35年「済遠」37年「松島」38年「満州丸」各航海長。日露戦争に従軍。42年ドイツ駐在。大正3年海軍省副官。7〜8年フランス大使館付武官。11年軍務局長。13年中将。14年海軍次官。昭和3年第2艦隊司令、4年横須賀鎮守府長官。6年大将。同年から犬養毅、斎藤実、岡田啓介各内閣の海相。ロンドン条約をめぐる条約派追放の“大角人事”断行者。10年男爵に任ぜられ、11年軍事参議官。16年南支那で飛行機事故により死亡。

没年月日

昭和16年2月5日

出典　日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典　明治～昭和」（2003年刊）

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

大角岑生
おおすみみねお

[生]1876.5.1. 愛知
[没]1941.2.5. 中国
海軍軍人，大将。海軍兵学校，海軍大学校卒業後ドイツに駐在。 1925年海軍次官に就任。 31年 12月，犬養毅内閣の海相となり，五・一五事件により犬養内閣総辞職後も斎藤実内閣および岡田啓介内閣の海相にとどまり，軍政家としての手腕をふるった。 41年2月，南中国方面作戦地の軍情視察中，飛行機事故にあい，殉職。伝記に山本英輔『男爵大角岑生伝』がある。

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

大角岑生 おおすみ-みねお

1876－1941　明治-昭和時代前期の軍人。
明治9年5月1日生まれ。東郷元帥副官,軍令部参謀,フランス駐在武官,第三戦隊司令官などを歴任。大正14年海軍次官。昭和6年海軍大将にすすむ。犬養,斎藤,岡田の各内閣で海相をつとめた。中国視察中,昭和16年2月5日飛行機事故で死亡した。66歳。愛知県出身。海軍大学校卒。

出典　講談社

367日誕生日大事典

大角 岑生 (おおすみ みねお)

生年月日:1876年5月1日
明治時代-昭和時代の海軍軍人。大将;男爵
1941年没

出典　日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」