大鷹(読み)おおたか

精選版 日本国語大辞典 「大鷹」の意味・読み・例文・類語

おお‐たか おほ‥【大鷹】

〘名〙 (「おおだか」とも)
タカ科の鳥。全長五〇~六〇センチメートルの中形のタカ背面は灰黒色、腹部白地に多数の淡黒色の小横紋がある。ユーラシア大陸、北アメリカ中北部に分布し、日本各地の低山帯の森林にすむ。雌は雄に比べて大形。カモ、ウサギ小鳥などを捕えるので、ハヤブサとともに古くから鷹狩に用いられた。《季・冬》
※伊勢物語(10C前)一一四「今はさること似げなく思ひけれど、もとつきにける事なればおほたか鷹飼にてさぶらはせたまひける」
※基成朝臣鷹狩記(1293頃)「大鷹の狩場の所をかる也」

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デジタル大辞泉 「大鷹」の意味・読み・例文・類語

おお‐たか〔おほ‐〕【大×鷹】

タカ科の鳥。全長は雄が約50センチ、雌が約56センチ。上面は青みがかった灰褐色、下面は白地に黒の横斑がある。ハトヒヨドリなどの中形の鳥や小獣捕食鷹狩りに用いられた。ユーラシアの温帯以北、北アメリカに分布。日本では森林にすむ留鳥 冬》
雌の鷹。雄より大きい。
大鷹狩り」の略。

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デジタル大辞泉プラス 「大鷹」の解説

大鷹(たいよう)

大日本帝国海軍の航空母艦。大鷹型空母の1番艦。日本の貨客船「春日丸」からの改造空母。1941年9月改造完了。主に輸送、護衛任務に従事。1944年8月、ヒ船団護衛中に米潜水艦の雷撃により沈没

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