(読み)ウン

デジタル大辞泉 「運」の意味・読み・例文・類語

うん【運】[漢字項目]

[音]ウン(呉)(漢) [訓]はこぶ めぐる めぐらす
学習漢字]3年
定まったとおりにめぐり行く。「運行運航運動
はこぶ。「運河運送運賃運搬運輸海運水運陸運
物事を円滑に動かして働かせる。「運営運転運用
めぐりあわせ。「運勢運命悪運開運気運機運幸運国運社運衰運天運悲運不運武運命運
[補説]「耕運機」の運は「うん」(草をとる)の代用字。
[名のり]かず・やす・ゆき

うん【運】

人の身の上にめぐりくる幸・不幸を支配する、人間意志を超越したはたらき。天命。運命。「悪い
よいめぐりあわせ。幸運。「が向いてくる」「がない」
[補説]書名別項。→
[類語]運命運勢命運天運天命巡り合わせ回り合わせ星回り命数暦数宿命宿運定め時運因縁

うん【運】[書名]

芥川竜之介短編小説。大正6年(1917)1月雑誌文章世界」に発表。「今昔物語集」に取材した、王朝ものの作品ひとつ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「運」の意味・読み・例文・類語

はこび【運】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「はこぶ(運)」の連用形の名詞化 )
  2. 他の場所へ、物などを移送すること。持っていくこと。運送。運搬。
    1. [初出の実例]「薪の運送(ハコビ)を加減せざる可らず」(出典:経済小学家政要旨(仮名付)(1877)〈永峰秀樹訳〉八)
  3. 足をはこぶこと。歩くこと。
    1. [初出の実例]「大夫足のはこひを見て、さらさらと吹上」(出典:八帖花伝書(1573‐92)七)
  4. 物事のはかどり具合。進む状態。進行。進めかた。段取り。
    1. [初出の実例]「涙の迫り来て筆の運を妨ぐればなり」(出典:舞姫(1890)〈森鴎外〉)
  5. 連歌俳諧で前句に付句を付け合わせること。また、その付けかたのすすめ具合。付合(つけあい)。〔俳諧・雪おろし(1751)〕
  6. 遊郭食物仕出しをする台屋の出前持ち。

うん【運】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 幸、不幸などをもたらし、状況を動かしていく、人の力ではどうすることもできない作用。巡り合わせ。運命。
    1. [初出の実例]「臣以運之拙、不一職、已以遁世」(出典:台記‐康治二年(1143)八月一一日)
  3. ( 特に、よい場合をいう ) 幸運。しあわせ。⇔不運
    1. [初出の実例]「いとかかる運におされて、御兄たちはとりもあへずほろび給ひにしこそおはすめれ」(出典:大鏡(12C前)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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