失われた10年(読み)うしなわれたじゅうねん

ASCII.jpデジタル用語辞典 「失われた10年」の解説

失われた10年

国あるいは地域の経済が、およそ10年にわたって不況やその他の原因により経済的停滞期を迎えること。日本における「失われた10年」とは、バブル経済が崩壊した1990年代初頭からの10年間を指すことが多い。この期間はバブル後遺症ともいえる景気後退と長期不況が続いたため、 不良債権を抱えた大手銀行の経営破たんなど、日本の経済に大打撃を与え、大企業の倒産や、大手金融機関の統廃合などが相次いだ。またリストラ増加、新規雇用の冷え込みなどにより、新しい生産活動自体が低調となったことも含まれる。

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