如一(読み)にょいち

精選版 日本国語大辞典 「如一」の意味・読み・例文・類語

にょいち【如一】

  1. そくひにょいち(即非如一)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「如一」の解説

如一(1) にょいち

1262-1321 鎌倉時代の僧。
弘長(こうちょう)2年生まれ。浄土宗。京都知恩寺の道意について出家,慈心,良忠にまなぶ。知恩寺6世,知恩院8世をつぎ,京都智恵光院の開山(かいさん)となった。和歌をよくし,「続千載(しょくせんざい)和歌集」などにおさめられている。元亨(げんこう)元年3月6日死去。60歳。京都出身。俗姓大江。法名は如空。諡号(しごう)は仏元真応智慧如一国師。

如一 じょいち

?-? 鎌倉時代の平曲(平家琵琶(びわ))家。
一方(いちかた)流の祖。師は城一とも生仏(しょうぶつ)ともいわれ,また城一と同一人物説がある。門下覚一検校(けんぎょう)がいる。九州の人。また坂東住人とも。名は「にょいち」ともよむ。

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普及版 字通 「如一」の読み・字形・画数・意味

【如一】じよいつ

同じ。

字通「如」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の如一の言及

【平曲】より

…そこに行長と生仏という人材があらわれて,《平家物語》という一大唱導芸術がつくり出されたということは考えられる。 13世紀も後半になると,京都八坂の城玄(じようげん),筑紫出身の如一(じよいち)という名人が出,それぞれ八坂流(やさかりゆう),一方流(いちかたりゆう)を立てた。以後,八坂流はあまりふるわず,平曲は一方流を中心に伝承されていく。…

※「如一」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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