デジタル大辞泉 「宇」の意味・読み・例文・類語 う【宇】[漢字項目] [音]ウ(呉)(漢)[学習漢字]6年1 大きい屋根で覆った家。また、家を覆うひさし。のき。「屋宇・殿宇・堂宇・眉宇びう・廟宇びょうう」2 大空に覆われた世界。天下。「宇内うだい・宇宙/海宇・御宇ぎょう」3 器量。度量。「気宇」[名のり]うま・たか・のき う【宇】 [接尾]助数詞。建物・屋根・天幕などを数えるのに用いる。「一宇の堂塔」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「宇」の意味・読み・例文・類語 う【宇】 [ 1 ] 〘 名詞 〙① のき。屋根。転じて、家。〔詩経‐豳風・七月〕② 天地四方上下。〔淮南子‐斉俗訓〕[ 2 ] 〘 接尾語 〙 建物や屋根、天幕などを数えるのに用いる。[初出の実例]「御巫等遷替供神装束 神殿各一宇」(出典:延喜式(927)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「宇」の読み・字形・画数・意味 宇常用漢字 6画(異体字)12画 [字音] ウ[字訓] のき・おおきい[説文解字] [金文] [字形] 形声声符は于(う)。于に張大の意がある。〔説文〕七下に「屋邊なり」とあり、檐先(のきさき)の意とする。〔説文〕の籀文(ちゆうぶん)の字形はに作る。[訓義]1. のき、いえ、やね。2. 広大な構えの建物。大きい。3. 上下四方を宇という。宇宙。[古辞書の訓]〔名義抄〕宇 ノキ・イヘドコロ・オホキナリ・ヤカス・ヤ・アメノシタ・オホソラ・スケ/ ヨル・ヤドル[語系]宇・于・盂hiuaは同声。iuaは声近く、大の意がある。xiua、xaも声義近く、またみな大の意がある。[熟語]宇域▶・宇下▶・宇寰▶・宇県▶・宇内▶・宇宙▶・宇溜▶・宇量▶[下接語]遺宇・一宇・院宇・屋宇・館宇・居宇・区宇・厳宇・宇・仙宇・禅宇・大宇・第宇・宅宇・壇宇・亭宇・庭宇・天宇・殿宇・棟宇・堂宇・徳宇・比宇・飛宇・眉宇・宇・宇・梵宇・陋宇・廊宇 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報